白い狂犬のブレーキは壊れた
2月末、ロシアはウクライナに侵攻した
ウクライナの国民はその不条理に対し
勇敢に立ち向かい、また、逃げまどった
僕はイエモンのJAMを聴き直し、浅い眠りにつく
こうした時に必ず思うのは、新しい命が瞬く間に消えていくことだ。
11年前の大震災でもそうだった
「あの赤ん坊は生まれてきて意味があったのか」と
ただ、それは僕が人間だから思うのであり
地球を上から俯瞰している存在があるとしたら
ヒトもアリも同等ということなのだろう
人は飛び抜けて知能の発達した動物だと
最近、あの出来事から、もう20年、30年経ったのかと感じることが多くなった。
僕が幼い頃にはまだ若かった人が老人になっていたりする。
つまり人生は長い長い一瞬なのだ
この戦争も今の痛々しい臨場感から
やがて歴史の大河の中で平面になり
そして、点になっていく