昨夜のテレビに賑わう渋谷が映る
若者たちの熱狂
参加していない若者の多くも
「東京へ出たい」
「この連中より楽しい人生にする」
と心を熱くしたのかもしれない。
同じ夜、僕は中島みゆきの「ファイト」が心に響かなくなっていることに少し落胆した。
画面の彼らを見て、思い出したことがある。
すでに心は壊れていた
確か19か20
何らかの決意を固め、僕の目には涙が溢れていた。
心が巨大な困難に立ち向かっていた
あの思いは知らぬ間に何処かへ消えた
誰かが言った
「人は諦めた時に年を取る」と
振り返れば諦めの連なり
走れとは言わない
歩いてくれ
ゆっくりでいい
立ち止まってもいいから
もう少しだけ前へ進んでくれないか