王将戦七番勝負第2局が行われ、藤井聡太王将が113手で菅井竜也八段に勝ち、2連勝としました。
この2局ともに藤井王将の完勝です。菅井八段は「居飛車トップと振り飛車トップの戦い」と意気込んでいましたが、さすがにこの連敗は堪えているのではないでしょうか。
これまでの内容を見ると、少なく見積もっても、8割以上の確率で藤井防衛が見えてきました。第3局にもし藤井王将が勝てば、かなり100%に近い確率になると思うので、次局は菅井さんにとっては事実上の土俵際と言えます。
藤井さんも昨年の秋口までやや調子を落としていましたが、そこからの立て直しが見事でした。
個人的には次に控えている棋王戦が苦戦する可能性が高いと見ています。挑戦者は伊藤匠七段。前回の竜王戦では藤井八冠に4-0のストレートで敗れましたが、竜王戦は2日制の七番勝負でした。棋王戦は1日制の五番勝負なので、これはどちらかと言えば伊藤さんの土俵かなという気がします。
二人は同学年でもありますし、激戦を期待したいところです。