昨日まで行われていた王位戦第3局は藤井聡太王位が佐々木大地七段を下し、3連勝としました。防衛まであと1勝です。終盤では互角の局面もありましたが、見事に藤井王位が抜け出しました。これで9割方、藤井防衛の流れになりました。八冠への最大の山は王座戦挑戦者決定戦の豊島九段戦だとみます。
佐々木七段は将棋が強いこともありますが、誰からも好かれる好青年と以前から耳にします。今回、初タイトル戦ということで、同年代の棋士から羽織をプレゼントされたそうです。大地君は良い意味での体育会系の部分も持ち合わせていて、よく気が利くと評判です。
なので1度ぐらい勝ってもらいたい思いもありますが、やはり私は藤井贔屓です(笑)
藤井さんは「先手番と比べて後手番の勝率が2割以上低くなっている」と自ら口にしました。主にAIの影響でしょうが、先手がテニスのサービスゲームのようになってしまったらつまらないので、将棋を守るためにも後手番で結果を出して欲しいです。
ところで藤井さんは中原誠16世名人の将棋を目標としているそうな。私が幼い頃の大名人です。中原さんの将棋は詳しく知りませんが、居飛車党本格派の印象です。自然流と評されます。自然な指してで勝てたら理想的ですね。
女流の清麗戦は西山朋佳女流三冠が里見香奈清麗を下し、1勝1敗のタイにしました。やはり西山さんの将棋には華があります。終盤の迫力、魅せる将棋という意味では、プロ棋士の中でも上位に入ると思います。是非プロ棋士になってもらいたいです。
個人的には女流は将棋は西山、聞き手は山口恵梨子推しです。山口さんは愛嬌があって面白い。盤面が動かなくても5分は見ていられます。将棋を楽しむコツとして好きな聞き手を見つけるのもいいかもしれません。
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