ざっくばらん(パニックびとのつぶやき)

詩・将棋・病気・芸能・スポーツ・社会・短編小説などいろいろ気まぐれに。2009年「僕とパニック障害の20年戦争出版」

パニック障害について

2019-12-13 19:40:29 | 闘病
ここのところ、将棋やドラマ、また詩や小説などを書くことが多かったので、この辺で一度、自分の人生のメインテーマであるパニック障害について記しておきたいと思います。このブログも、はや15年。いつ終わりが来るとも限りませんから。

間違った考えかもしれないけれど、1989年2月で自分の人生は終わったと思いました。しかし生きてはいるという状態です。生き地獄の始まりですね。当時、パニック障害という病気を僕が知る由もなく、世界で1人の病気だろうと思いました。

18歳以降にも知り合った男女はいます。予備校、大学、バイト先。しかし、長続きはしません。大学は中退。女性とは親密になればなるほど、別れが近いのです。パニック障害になることは行動範囲、人間関係を著しく狭めます。それを30年以上続けて、時代から周回遅れになったことも自覚しています。
パニック障害の代表的な症状である過呼吸発作は、だいたい初期に集中します。あとは残遺症状との闘いが中心になります。かといって自分も抗不安薬を急に減らせば、今もパニック発作は起きるわけですが。そして、パニック障害の患者の半数はなると言われるうつ病も併発し、現在に至っています。

ここからは自分を離れて、パニック障害という病気を見ていこうと思います。発症年齢は主に10代から30歳前後と若い時が大半です。40歳以上でパニック障害のような症状が出た人は体の病気や薬の副作用という見方が一般的です。
また女性に多い病気と言われますが、これも僕は疑わしいとみています。たまに女子高生が集団過呼吸のようなニュースを目にしますが、その多くは貧血が原因だと思います。パニック障害にも同じことが言えるようで、鉄を体内に取り入れると、若い女性のパニック障害には特に大きな効果があったという医師の本を読んだことがあります。メンタルの治療と並行して貧血を改善すると、いい方向に進める女性は多くいると思います。それと自分も含めてですが、男性の場合、パニック障害と分かっていても病院へ行かないケースも多いと推測すると、男女比もそれほどないのかなというのが僕の考えです。

自分の話に戻りますが、若い頃、もし手術で治る可能性があるなら1対9、1が成功、9が死でも、それを受けたいと思っていました。若いからまだ取り返しがきくと考えていたのです。今は多くの年を重ねてしまったので、そうも思わなくなりました。魔法の薬で治れば、凄く嬉しいですけど、もう取り返しのつかない多くの時が流れてしまいました。

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