えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

何も足さず、何も引かず

2020-12-14 | M135i
ここのところ乗ってきた車で、このサイドスタイルに惚れ込めない車種が多いと感じました。

SUVというジャンルが流行りだしてから、このサイドスタイルというものをあまり重要視しなくなったと感じるのです。
それこそ昭和の頃の車ってやつは、どの車を見てもサイドスタイルに纏まりのない車は商業車であった。
達磨のセリカだって、初代GT-R、ケンメリ、ソアラ、XXとサイドスタイルのキマッタ車はモテたんです。

それがどうでしょう、SUVというジャンルは別物であると言わんばかりに、サイドスタイルは実用に基づくなんて声が聞こえてきそうです。
まぁ実際には、空気抵抗を考えての事もあるのでしょう。
フォーミュラーカーが、その昔に比べて、素人目には美しくなくなったのと近いのかもしれません。
実用車の場合、サイドスタイルよりもラゲージスペースやキャビンが充実すれば文句は出ません。
そうして美しい車は減っていったのでしょう。

私は運転をしていて、街中のウィンドウに映る自車を見るのが好きです。
これが猛烈に好きになったのは、E46(Mスポ)からです。
あの当時、4ドアセダンとして、適度なスポーティさを備えた姿、本当にキマっていました。
その次に気に入ったのは、5GTIの塊感のある達磨スタイル。
以降、A5スポーツバック、F20となるのです。
当然にSUVのE83やF25は見る楽しみなどは無く、FK7に至っては決まり切らないものを感じておりました。
またそのスタイルだけでなく、人の乗る位置も重要と思っています。
そのサイドスタイルに人を加えた絵面がカッコよくないと、これまたガッカリしてしまうのです。

幾台も乗り継いで、私なりに思い至ったのは、「吊るしで気に入るものを買え」というもの。
旧車などを弄って乗るのはまた違いますが、基本ノーマルから弄って欲しくなるものを選ばず、素の姿で乗れるか、今の時代これが鉄板だと感じます。
国産車でも、昔みたいにタイアハウスの内側にずっぽりと奥まったタイアを見るのは珍しいものです。(それなりのクラスにおいて)
今の時代、ある程度完成されていますから、下手にホイールを換えただけで、その車が100万円も安く見えてしまうことも多々あります。
例えばスープラのRZ純正19インチホイールなど、ここまで純正で作り上げるかといったほどの代物です。

ともすれば社外品に見えてしまいそうなほどのものですが、品を保つギリギリのセンを思います。
これを下手に社外品に変え、飽きずに品よくカスタマイズ感を出すというのは至難の業でしょう。(オヤヂの見方ですが)

今の時代、ある程度以上の車両価格の車を弄るのは難しくなっているのだと思います。
注)もちろん、ある程度のホイールを入れてキマる車両もありますケド
コメント (2)
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