今シーズンの北海道スキーは、ニセコを選びました。
マイルで飛んで、お得に行って来たのですが、そこに落とし穴がありました。
今回はレンタカー利用。
先ずはニセコの立地は遠く、大雪の影響もあり新千歳から3時間を要しました。
途中ホワイトアウト寸前といったシーンもあり、非常に疲れるものでした。
飛行機の遅れもあり、到着して荷を解いたのは1440を過ぎていた。
リフトは16時までと考えると、どうしたものかと。
そこへ話しかけられた方から、この雪の中よく見えないし寒くてしょうがないので上がったと言うのが後押しとなり、初めて初日にスキーをしない事となりました。
早めに温泉に入るも、宿のキャパの割に風呂が小さい。
こんなに早い時間だから良いものの、これは不便でありましょう。
更に、レストランはホテル内1軒しか開けておらず、ブッフェのみ。
しかも予約はできないときた。
暇なので、風呂から出てオープンに3組目として並び無事夕飯。
まぁ可もなく不可もなしと言った程度で、北海道であるのにカニも寿司もないのは残念。
さすがにニセコ、コロナ明けと思われるほどの外国人がいる。
オーストラリア、NZ、チャイナ、ベトナムとわんさかいらっしゃる。
翌日、満を侍してゲレンデに立つと、今までに北海道で慣れた雰囲気とは違い、混み具合とリゾートらしくない雰囲気に気持ちは落ちた。
そして一本目、何故か板が走らない。
フルチューンして最高なワキシング状態であるにも関わらず走らないなんて、未経験である。
滑って気がついたのは、雪が重い。
今までの北海道では味わった事が無いほどに、2月で雪という天候としては悪い。
クワッドにフードが付いていないものもあり、施設が古いのだがリフト券のチップ化はだけは最新鋭であり反応は抜群であった。
ゴンドラに乗り、山頂まで行くも雪は変わらず重い。
ロングランが楽しめるほどのものでもなく、天候は雪で何故か指が冷たく、気持ちは上がらない。
一つ特徴的なのは、非圧雪の部分が他のスキー場に比べて圧倒的に多い。
これでも今日は少なく、普段は膝まで入る所がザラにとあると言う。
途中、山腹のカフェに入ると、そこは外国人しか居らず、ここはどこかと思うほど。
更にアルコールは置いておらず、店も狭く私には合わない。
トドメを刺したのが、昨年の古傷であった。
重い荷物の上げ下げで、昨年の最終日に痛めた右腰の張りを感じていましたが、数本軽く滑っただけで声が出てしまうほどの痛みに変わった。
そしてゴンドラに乗るに、腰をかがめてビンディングを外そうとすると激痛が走り外せず、ストックで押すことに、、、
雪で家族も滑りたくないらしく、私の体調もあり、なんと一日中滑れるという日はこの日だけというにも関わらず、14時に上がった。
なんとも屈辱的なスキーとなったのですが、部屋に戻るとタイツを脱ぐだけで痛みが走りました。
温泉に入って少しでも明日に備えようと考えましたが、パンツを脱ぐ際の痛みの激しさに、今回のスキーが終わった事を知らされた。
部屋に戻ってみると、ベットから起きるにも痛み出て方向を調整しないと起きれず、ソファであっても同じでした。
もう無理をすれば車の運転さえ危ないと判断したのです。
レストランだけではなく、ロビーラウンジにあるバーさえも営業していない状況に、幸先の悪さは感じていました。
これでも神様はお計らいくださったのだと思うのは、最高の条件であったなら悔やんでも悔やみきれないでしょうから。
私にニセコは合わず、二度と選ばないというだけのことです。
ここはスキーリゾートというよりも、昔ながらのスキー場といった雰囲気が強い。
八方などと似たジャンルなのかもしれません。
ちなみに私が滞在したのはアンヌプリで、体調もありヒラフやビレッジには行けていません。
そうして私は腰を痛め、荷造りに苦労するほどのコンディションとなりニセコを後にしたのでした。
1本さえ真剣に滑っておらず、それが良かったのだと思えたのは、自宅に戻り板の開放値を見た時でした。
昨シーズンチューンナップに出す際に開放値を1番下げて出しており、それを上げずに滑っていたのでした。
その開放値は3.5
小学生並みの開放値で、それでも中級者バーンを二度降りたのですからそら恐ろしいものです。
ちょっとでも強引に板を回したならば、予測しないシーンで外れた事で腰を強く打ちつけていたらと考えると、神様に感謝するものでした。
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