「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

作文指導

2008年01月18日 |   中3 
推薦入試を受験する生徒に対して作文の添削指導をしています。
しかし、添削しようのない文を書いて出す生徒もいて頭が痛い…。
せめて設問に沿った内容の文を書いてくれれば
本人用の解答例をアドバイスすることもできますが
全く的外れなことを中途半端に書いてくるのでどうしようもなかったり。

国語の力がないことは知っていたけどこれほどとは。
むしろ今まで会話が成り立っていたことが奇跡だったのか?
と思ってしまうくらいの衝撃を受けました。

例えば…
Q「あなたが本学普通科を志願したのはなぜですか。」
A「ぼくが志願したのは、普通科です。それは、志願した理由は、
  5科目の勉強をもっと発展的な問題などをやって、社会に出る
  時に役立てたいからです。」(原文より引用)
  ……なんにも考えてないんだろうな、ってことだけがわかる作文だ。


一方で、別の意味で「ホントに中学生?」という文を書く生徒もいる。
Q「あなたが高校で頑張りたいことは何ですか。」
A「私が高校に入学したあかつきには、成功を残せるように
  努力する次第であります。」(原文より引用)
  ……いつの時代のコトバ?高校で何をする気なのか怖いよ。

15年で付いた差を、たった数ヶ月で取り戻すのは無理だと感じました。