「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

私のせい!?

2017年10月03日 | 今日のお仕事 
先週やっと定期テストが終わった学校のテストが返却され始めたようです。
「過去問と全く同じだった!」とか「塾長が『出る』って言ってたところが出た!
という声が聞かれたので、それなりに点数が取れたと思ったのに
そんなでもなかったな…。
「前にやったことがある!」という記憶と、正解を正確に覚えているかどうかは
別物なのよね。わかってます。

それにしても、今回の中3国語は「近代の俳句」がテスト範囲だったのですが
あれだけ「季語と季節は必ず覚えておいて!」と言ったのに
「間違えちゃった。」とか言われるとガッカリです。
そして、季語については
「私が言うことと学校の先生が言うことが違っていたら、学校の先生の方が正しいから!!」
と念を押していたというのに
「塾の先生から教わった、と言ってサンカクにしてもらった。
と言われて、学校の先生に申し訳なかったです。

で、いったいどの俳句のことだろうと尋ねたら
中村汀女「咳の子のなぞなぞあそびきりもなや」でした。
これは、季語を「咳」とする人と「咳の子」とする人がいるので
学校の先生が何て言ったかよく聞いておくように!と何度も言っていたヤツ。
テストに出たということは、学校の授業でもしっかり出てきたはずでしょ。
学校よりも塾の授業を優先させたような態度はとってほしくなかったなあ。
それでも、私のせいにすることで1点でも点数が上乗せされてよかったというべきか…。

子どもたちは自分に都合のいいように大人に報告するものだから
保護者と先生、塾の講師と学校の先生といった
子どもたちを間に置いた大人同士の関係が不必要に険悪になってしまうのだわ。
ということで、今後、生徒たちから学校の先生の悪口を聞いても
話半分に聞いておこうと強く思いました。