「染まずただよふ」

・・・塾講師スミレの日記・・・

問題ナシの記憶力

2020年01月20日 | 今日のお仕事 
中3クラスで居残り自習の監督をしていたら
1人の生徒が「だれか理科の問題プリント持ってない?
と仲間たちにヘルプを発動。

聞くと、模試の過去問を解いてくるという学校の宿題らしい。
解答用紙だけしか持ってこなかったことに気付き
「明日の授業で丸つけなのに~。」と困っていたところ。

「それ、今日学校で丸つけした!」という仲間3人が
「1番の答えは『イ』だった。」
「そこの答えは確か『0.6』。」
と次々に答えだけを教えてくれました。

パっと思い出せないところは
前の問題の答えと、後の問題の答えから
どんな問題だったか推測して答えを導くというアラワザも。
正味10分程度ですべての解答が埋まりました。

一部始終を見ていて、彼らの記憶力のすごさに驚き
一方で、これだけ記憶力が良いのに
テストではそこそこの点数しか取れないのは何故だろう?
とも思いました。

結局、意味も分からず上から順番に丸暗記することはできても
意味を理解したり、問題文の意図を読み取ったりすることは苦手、
ということなんだろうなあ。
どの教科の問題も「問題文を読むのがめんどくさい!」ってよく言っているし。
せっかく記憶力が良いのに勿体ないわ。