白雲去来

蜷川正大の日々是口実

今の世の中、真っ暗闇じゃございませんか。

2009-01-06 01:06:42 | インポート

一月五日(月)晴れ。

 巷では今日から仕事の人が多いだろう。私とは言えば、そんな善良な人たちを横目に見て、九時過ぎまで寝ていた。気がつけば愚妻もパートに初出勤。子供たちを起こして、食事に洗濯に、掃除を済ませて時計を見ればもう昼である。お天道様に申し訳ない。

 駅伝が終わるとテレビをほとんど見ない。なぜならば、画面に出てくるのは、お笑いタレントばかりである。お笑いが悪いと言うのではない。しかし、これほどどの局でも同じ顔ぶれのタレントや芸人を出す必要があるのだろうか。そして二十四時間もテレビを放映することの必要があるのだろうかと、いつも思ってしまう。それでいてエコを言うのだから矛盾していると思うテレビ局の人はいないのだろうか。

 私が子供のころは、昼下がりの放送はなかった。エコを声高に言うのならば、テレビだって夜中の一時くらいには終了しても良いと思うのは私だけだろうか。コンビニだってそうだ。二十四時間営業している必要がどこにある。買う方も余裕を持って買えばいいだけの話ではないか。きっと犯罪件数も少なくなるに違いあるまい。

 ニュースでは地震や災害にあったわけでもないのに日比谷公園に炊き出しなどの「支援村」ができているという。それはそれで結構なことかもしれないが、その人たちを支援する連中が、政府、政治の責任を追及しているという。甘えた話ではないか。

 私のような浪人風情が言うのはとてもおこがましいが、企業はこういった今日の経済有事に備えて、いわゆる派遣社員を雇っている。ゆえに彼らの待遇は、保険や厚生年金などが差っ引かれないため正規雇用の人たちよりも手取りが多い場合もあると聞く。

 もちろん契約の途中で、解雇するのは糾弾されて当然だが、契約が満了して再契約されないことに文句を言う筋合いではない。申し訳ないが、私が経営者であっても同じことをするに違いない。この平和な日本において仕事をしながら住む家さえ確保してこなかった自身の不明を省みる必要もあるのではないのだろうか。

 むしろ、このような意見を言えない風潮が、現実を見誤る結果になるのではないかと思う次第である。

 

コメント (2)
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山平氏の本の書評を書かせて頂きました。

2009-01-06 00:08:47 | インポート

一月四日(日)晴れ。

 目を覚ましたら九時を過ぎていた。慌てて朝食をとり机に向かった。

 昨年末、お世話になっている編集者氏から、山平重樹さんが、筑摩書房から上梓した「連邦刑務所から生還した男」サブタイトル「FBI囮捜査と日本ヤクザ」という本の書評を依頼された。

 実は書評を書くのは初めてのことである。仕事を依頼されるのは光栄なことだが、それゆえプレッシャーへも大きい。まして盟友の山平氏の本である。私ごときの学も才能もない一介の浪人風情が、プロの作家が書いた本の書評を書くなど分不相応と言うものだ。それゆえ中々原稿に向かえなかった。

 しかし、日ごろからお世話になっている編集者の方からの依頼である。おそらく私に原稿を書かせることでも何かと社内のご苦労があったに違いない。それを考えると、余計に緊張した。締め切りの前日、(今日ですが)朝からまじめに机に向かった。

 私は、筆がとても遅い。わずか四百字を三枚程度を書くのにも四、五時間かかる。書き上げたものを印刷してから、最低でも三回は校正をを行う。それでいて、この程度かと言われたら赤面するしかない。それでも、こういった機会を与えてくれた編集者氏に感謝して、せめてまじめに原稿に向かいたいと思っている。

 原稿を書き終えた後は、一日のんびりした。歯の調子が悪いために夕食はお粥にした。夜は原稿を終えた自身のご褒美に「黒霧島」をロックで飲んで、少しヘロヘロになって寝てしまった。


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