白雲去来

蜷川正大の日々是口実

西郷さんの銅像の清洗式。

2014-04-21 12:09:47 | インポート

四月二十日(日)曇りのち晴れ。

今日は、午前十一時より上野公園にある西郷隆盛の銅像の清洗式があり東京行き。思いのほか早く東京に着いたので、上野の一つ手前の御徒町で下車しアメ横を散歩した。まだそれほど人通りは多くなく、閑散としている。ミリタリーショップでお気に入りのウインド・ブレイカーをチラ見して中店を冷かすが、当然買い物モードにはなっていないので、しばらく歩いてから上野公園へ。

昨年は、雨のせいでとても寒かった。今日も朝方は天気が悪かったので背広の上に厚手のブルゾンを着て行ったが式が始まるころから天気が回復し、暖かくなった。十一時開始。まず神事の後に来賓の祝辞。トップは慶応大学の名誉教授、小林節先生。小林先生が尊敬する人物にアメリカのジョージ・ワシントンと西郷隆盛の二人がいると話された。ワシントンが大統領になった頃はヨーロッパでは王国が多く、望めば彼もアメリカの王になれたのに、それを望まず二期務めただけで下野した。西郷も栄達を望まなかった。といった趣旨の話をなされた。

次は四宮正貴先生。曰く、西郷は、いわゆる「征韓論」を唱えたことで知られているが、それは決して朝鮮半島を「征服」しようとしたのではなく、かたくなに日本との国交を開始しようとしない李氏朝鮮を説得しようとした。現在の韓国では、豊臣秀吉、西郷隆盛、伊藤博文などは「侵略し」の汚名を着せられているが、決してそんなことはない。歴史の見直しを。といった趣旨の話をされた。

最後は、民族革新会議の犬塚博英議長。東京には歴史上の人物の銅像として有名な、皇居前の楠正成、上野の西郷さん。そして靖国神社には大村益次郎の銅像があるが、昔から国民に親しまれているは、西郷さんと大楠公。靖国神社には大村益次郎の銅像が屹立しているが、訪れる人のほとんどが大村益次郎のことを知らない。また戦前も今も日本人が尊敬する歴史上の人物は、楠正成、吉田松陰、西郷隆盛の三人。それぞれ尊皇の人であった。

その後、京都着物ハクビ学園の皆さんの手で、清掃された西郷さんに羽織袴を着せ、お祝いする太鼓、神輿などの奉納演武があり正午過ぎに終了。

Photo_2 ※正装姿の西郷さん。

終了後は、犬塚議長、秋山一成氏、大熊雄次氏らの民革の人たちや私の友人たちとアメ横の秘密基地と私が勝手に命名している中華の「新東洋」にて直会。名物の「ロー麺」などを堪能した。その後、有名な「大統領」に転戦。本店は満席で、少し先にある二号店へ。ここも一杯だったが、何とか席を作って貰い二次会。何と、大行社の小針政人氏らと遭遇。何でも二階席で飲んでいるとか。更に舟川孝氏一行ともお会いした。六時前に解散。

P1000165 ※大統領です。

横浜に着いてから、カメ&アコちゃんと合流して「颯」へ。一時間ほどで帰宅。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

草茅危言(そうぼうきげん)

2014-04-21 11:16:35 | インポート

四月十九日(土)晴れ。

先日も書いたが、ウォーキングをしていると見慣れているはずの景色なのに、車に乗っている時とは違って様々な発見がある。今日も、地下鉄の蒔田駅のすぐ横の不動産屋の壁に、なぜか李白の「洞庭湖に遊ぶ」の漢詩が書かれた木が飾られていた。ひょっとすると不動産屋さんの前は中華料理屋だったのかもしれない。

P1000164 ※これです。

洞庭 西に望めば楚江分る
水尽きて南天 雲を見ず
日は落ちて長沙秋色遠し
知らず何れの処にか湘君を弔わん

気になっている蕎麦屋に入ろうと思ったが、生憎貸切。昼間なのに法事の客でもあったのか残念。そのまま歩いて事務所まで行った。郵便物やメールなどをチェックしてから帰宅。

私の機関誌で長い間連載させて頂いている毘沙門寺岡さんの「草茅危言」は、過去に二冊の単行本になっている。最初の本は、平成十七年の十月に発行され、二冊目は五年後の平成二十二年八月に一冊目と同じ展転社から発行された。僭越ながら二冊とも跋文(ばつぶん・後書き)は私が書かせて頂いた。

その「草茅危言」の第三冊目を現在制作中である。二冊目は平成十九年の七月号から、平成二十二年の四月号までに「燃えよ祖国」に掲載されたものを編集した。現在制作中の本は、その後の四年分の中から編集した。何分にも凄い量であり、かつ良い文章ばかりなので割愛するのはもったいないが、何と言っても単行本としての体裁もある。どさっと展転社に入稿したが、先週ようやく第一稿が上がった。五月の半ば過ぎに発売予定であるが、是非ともご一読をお願い致します。

ちなみに「草茅危言」(そうぼうきげん)とは、「官途につかず、民間にあって国政を痛論すること。野にあって正言すること」である。(「中国故事成語辞典」より)

Photo ※「草茅危言」の初版と続編。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする