白雲去来

蜷川正大の日々是口実

まっ難しいことは後回しにして、まず一献。

2014-04-24 11:40:38 | インポート

四月二十三日(水)晴れ。

スーパーの鮮魚のコーナーに行くと、つい買ってしまう魚がある。アコウダイの粕漬け、メヌケの粕漬け、柳カレイの干物である。粕漬けは我が家では私以外は食べない。柳カレイもあまり人気がない。だからその魚たちはいつも私が独占している。カツオもそうだ。

私は、美味そうな肴を見ると一杯飲みたくなる。酒があって肴があるのではなく、まず肴から酒がイメージされるのである。従って、男性でも女性でも、良く食べ、良く飲む人が好きだ。酒を美味しく飲むために健康に気をつけている。

以前に、かかりつけの医者から「酒を控えろ」と言われたので、「酒を飲みたいから健康に気を遣い、こうして医者にも来る。酒が飲めなくなったなら、病院には来ない。と言ったら、呆れられた。競輪や競馬、麻雀、ゴルフと言ったことをしない私の趣味と言えば、酒と食以外にない。ただ飲んだり食べたりするのではなく、酒と食に関する本も好きだ。知らぬ他国を流れ流れて・・・。その土地の旨い物を食べながら酒を飲む。現実にそんなことが出来ないから酒と食に関する本を読む。考えてみれば、いや考えなくともアホな人生かも知れない。

オバマさんが来日した。何でも、日本での最初の夜は、安倍さんと「数寄屋橋ジロー」で食事とのこと。実に羨ましい限りである。でもそういった高級店では私のようにダラダラと飲む客は嫌われるだろうから、敷居を跨がない。寿司屋も邪道だが、肴をつまみながら飲むのが好きだ。当然、高級店では、居酒屋ではないと嫌がられる。

TPPを交換条件にして尖閣の防衛のお墨付きを貰いたいとか。情けない話ではないか。尖閣で中国が露骨な挑発を繰り返すならば、日本は当然防衛行動に出る。戦も辞さない。その時に同盟国であるアメリカが、しり込みしたり、知らぬ顔をしたら、アメリカの信用は地に落ちますよ。同盟国を見捨てたと。これくらいのことを安倍さんも言って欲しいね。

今夜は、TPPと日米関係、集団的自衛権、シリア問題を真剣に考えつつ、そごうの地下の魚屋で仕入れた特上のカツオと、冷奴を「三岳」で味わおう。まっ難しいことは後回しにして。まず一献。

コメント (1)
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大切な資料も、他人にはただの紙屑だ。

2014-04-24 11:01:02 | インポート

四月二十二日(火)晴れ。

桜が終わって寂しくなったと思ったら、嬉しいことに今は「ハナミズキ」が目を楽しませてくれる。若い頃は、路傍に咲く花や木をみてもそれほど感慨は湧かなかったが、これも歳のせいだろう。この「ハナミズキ」、東京市長の尾崎行雄氏がアメリカのワシントン市へ桜を寄贈した御礼として、1915(大正4)年にアメリカから贈られたのが最初。その後、全国に普及した。とはウイキからの受け売り。

また、この時期はツツジも美しい。国道一号線沿い、保土ヶ谷駅から東京方面に向かって右側にあるお寺の斜面には色とりどりのツツジがあって、それを見るのが楽しみである。

午後から事務所に行き、私の趣味のガラクタの整理。実は、私は多趣味である。いや趣味と言うほどのものでもないかもしれない。新聞や雑誌、あるいは読んだ本の中に興味のありそうなものがあるとスクラップする。酒のパンフレットから各地の名産品のパンフ、あるいは旅に関する本や雑誌などが山ほどある。整理が悪いものだから、確か、あれがあったはずだが・・・。と思ってもどこに仕舞ったのか思い出せない。かつて産経新聞で連載されていた「食の政治学」もスクラップしていたが、書棚のどこかに紛れ込んで行方不明となっている。金と暇がたんとあったならば、アルバイトでも雇って整理をしたいと思うのだが。

しかし私にとっては大切な資料だが、私以外の者には単なる紙屑。従って、愚妻には、私が死んだらすべて廃棄しなさいと言ってある。その他膨大な書籍も、一門の隠岐、大熊、志村、松本の四氏に贈呈するようにとも。まあ古本になるような物はネットで販売して愚妻や家族の小遣いにすればいい。そんなことを考えながら、もう少し長生きさせて下さいと、両親の仏壇に手を合わせた。相変わらず覚悟のない日々を過ごしている。

夜は、そんな自分を反省するために、みなとみらいのスーパーで買ったカツオを肴に酔狂亭で月下独酌。


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