六月十九日(木)晴れ。
学校が試験休みだと言う子供に起こされた。時計を見ると十時に近かった。遅い朝食を子供と一緒に取る。メニューは、ハムエッグスにキャベツの千切り添え。そう言えば、目玉焼きのことを「サニーサイド・アップ」ということを教えて貰ったのは山下町にあったレストラン「ホフブロイ」のオネエサンだった。今の場所ではなくて、シルクセンターの並びにあった頃で、早朝からオープンしていた。
友達と、そこの朝食を食べに行った時に、「ハムエッグス」を注文したら、「玉子の焼き方は」と聞かれ、エッと思ったことが最初で、そこのお店の人から「スクランブルでもオムレツでもハムを添えればハムエッグ」と教わった。目玉焼きのことは「サニーサイド・アップ」と知っただけで、大人になったような気がしたものだ。私はまだ十八歳だった。
では、なぜ目玉焼きのことを「サニーサイド・アップ」というのか。これは、丸い黄身の部分を「太陽(sun)」に見立て、その面(side)が上を向いている(up←facing up)からでしょう。sunny side で「太陽(の方の・が当たっている側の)面」・アメリカなどでは、これを一度ひっくり返して両面半熟焼きにするような場合、over-easy と言うことはご存知の通り。レストランで fried egg を注文すると→Would you like your eggs sunny-side up or over easy? 「卵は目玉焼きにしますか、両面焼き半熟にしますか」と尋ねられる場合もあるそうだ。
ちなみにオーバー・イージー(over easy) - 白身はやわらかく、黄身もほとんど液状。オーストラリアなどはサニーサイドダウンsunny-side downという。アメリカではover easyが一般的。
オーバー・ミディアム(over medium) - 黄身は半熟。オーバー・ハード(over hard) - 黄身まで固焼き。知ったかぶりをしていますが、みんなパソコンからのコピペです。
案の定、二日酔いで、午後まで何もせずに過ごした。二時過ぎに子供が参考書が欲しいと言うので伊勢佐木町の有隣堂へ。あと千円買えば駐車場が無料になると言うので、大下英治さんの「日本最大の総会屋『論談』を支配した男」(青志社刊・1500+税)を購入してから帰宅。夜は、恐る恐る少し飲んでから、大下さんの本をイッキ読みした。