白雲去来

蜷川正大の日々是口実

「愛の賛歌」か、公安三課。

2015-06-15 22:33:09 | 日記
六月六日(土)晴れ。

昨夜、パソコン専用の椅子に座って仕事をしていて、ちょっと背もたれを目一杯下げたら、ボキっという音と共に、そのまま後ろにズルズルっと倒れてしまった。一瞬?マークが五つほど脳裏をめぐった。そばにいた家族に助けてもらったが、皆声を上げて笑っている。余りにも倒れた格好がアホに見えたに違いない。調べたら、椅子の中心の棒が折れていた。この欠陥品めと罵ったら、すかさず子供たちが、「痩せた方がいいよ」。

「けがはなかったの」?と私の身体を心配してくれるのではなく、椅子の心配をしたのには少々頭に来た。三年前の私の誕生日に家族からプレゼントされた椅子だが、壊れてしまっては仕方がない。トホホな瞬間だった。

子供たちは休みで、のんびりしている。事務所に行く途中に、久しぶりに横浜橋商店街にて、「八舟」という鰻屋で昼食。今年二度目の鰻である。社友に赤羽でご馳走になった鰻とは比べ物にはならないが、愚妻の手前、見栄を張って「特上」を頼んだら、「売り切れです」。なぜかホッとする小心者の私でした。それでも、とりあえずは贅沢な昼食でした。

くだらん話で恐縮ですが、岩谷時子の訳詞で越路吹雪が歌ってヒットした「愛の賛歌」というものがある。この歌の歌詞は、フランスを代表するシャンソン歌手のエデイット・ピアフが作詞した。恋多き女であったピアフが恋したのがプロボクサー、マルセル・セルダン。ピアフは彼と早く会いたくて、船で来るはずを飛行機で来てと、催促した。しかし、彼の乗った飛行機が事故を起こして死んでしまう。そのプロボクサーの彼の死を悼んで作った歌。と先日、テレビで岸恵子さんが言っていた。日本では、結婚式などで歌われることの多い歌なのに、本当はそんな悲しいエピソードがあったのかと、感心していたら、どうも話は少し違うらしい。

その「愛の賛歌」は、実は、彼が事故死する以前に書かれた物であることが判明しているそうだ。相思相愛で誰もが知る仲ではあったが、妻子を持つセルダンとの恋愛に終止符を打つ為に書いた物だと考えられている。レコーディングは一九五〇年。(ウイキ)何か、夢が冷めちゃったなぁー。事故死した彼氏を悼んで、ピアフが書いた。という方がロマンチックで良いのに、しかし事実は小説より奇なりだ。「愛の賛歌」を変換したら、笑えることに「愛の三課」と出た。「愛の賛歌か公安三課」か。いいんじゃねぇ。

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