白雲去来

蜷川正大の日々是口実

人生の大事な一食。

2019-05-19 13:23:59 | 日記
五月十六日(木)晴れ。

昨日は、旅の疲れ(と言うほどでもないが)で早めに寝たので、今朝はすっきりと起きられた。喉の違和感もそれほどでもなくなったし、天気も良いので何となく、気持ちが和らぐ。そんな日の朝食は、さわらの味噌漬け、冷食の餃子に大根の味噌汁。夜に会食の約束があるので、昼は抜いた。夜は、友人と、西横浜の「オアジ」にて一献。

酒の肴を求めて、スーパーや市場を転々とすることがある。そんな時に、知り合いにばったり会うと、不思議そうな顔をされる。スーパーの買い物かごを持ってウロウロしている姿に違和感があるのか、「エッ蜷川さんが買い物をするのですか」。などと言われる。因みに私は、厨房も閨房も入るのが好きである。といっても最近は閨房の方はとんとご無沙汰をしているが・・・。天下の素浪人を自認している。買い物ぐらいで家族の役に立てば、面子などこれっぽっちも気にしない。カラカラ辛い酒を飲んで、つま先立ちで歩いてゆくしかない。

私は、酒の肴にはかなりこだわるタイプの人間である。お腹が一杯になれば何でも良い。というタイプの人は苦手である。決して高級な食材を求めている訳ではない。今夜の酒に合う肴に拘りたいだけなのだ。しかし外に出た時の昼食は、それほどのこだわりはない。忙しいことが多いので、それこそ「駅そば」でも構わないのだが、夜は、「人生の大事な一食」として、かなり拘る。しかし、最近は、この時期に良い鰹とほとんど巡りあわない。高級スーパーでもデパ地下でもだ。ニゾウ、サンズン、ヨツヤ程度の見ていても悲しくなるような物ばかりだ。

オアジに早めに予約を入れたら、マスターが、カツオをイタリアン風に作ってくれた。美味しい上に「人間味」が重なって、いい夜になった。

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