6月18日(金)晴れ。
さすがに昨夜は酒を抜いたので、朝はすっきりと起きられた。朝食は、鮭のバター焼き、納豆、なめこと豆腐の味噌汁。昼は、家でサンマー麺。夜は、カツオのタタキ、ブリのアラ煮、鶏のから揚げ。お供は「伊佐美」。酔狂亭にて独酌。
夕食が済んで、家族がそれぞれ自分の部屋に戻れば、居間は私のホームシアターとなる。せっかく、BOSEやDENONのコンポがあって、テレビにつなぐことも出来るのだが、何せ木造屋である、マンションと違って音が抜けてしまう。家族はもちろん近所迷惑になってもいけないので、宝の持ち腐れでもある。
映画によってはそれほど音を気にせずに見るものもある。今、YouTubeで嵌っているのが、向田邦子の「新春ドラマシリーズ」である。女流の作家で好きなのは、向田邦子と宮尾登美子。お二人の作品は、小説もドラマや映画になったものもほとんど見た。特に、向田邦子の原作のドラマには、戦前の庶民の日常生活ぶりが描かれていて楽しい。特に正月の場面が好きだ。家族総出で障子の張替をしたり、大掃除をしたり。正月になると、着物で着飾って、お屠蘇で祝い、お節を頂く。何気ない日本人の普通の正月の風景があった。
そんな当たり前の風景が、徐々に失われて行く。そういう我が家も正月に雑煮やお節を作らなくなった。しかし、加藤治子、田中裕子、岸恵子、清水美沙、田畑智子の女優陣が美しい。