10月4日(月)晴れ。
新内閣の誕生よりも、その人選の裏にある人間関係や派閥の思惑の方が面白い。新装開店セールではないが、何か目新しいことをやって国民の耳目を集めるというような衆愚に陥らないようにと思うことしきりである。そういえば、総理大臣と言えば、私よりもずっーと年上の人、というイメージがあった。しかし、民主党が政権を取った時の総理大臣だった野田佳彦さんは昭和32年生まれで、私よりも6歳も下であることに驚いた記憶がある。また安部晋三さんは私よりも3つ下の昭和29年生まれ、新しい総理の岸田文雄さんは野田さんと一緒の昭和32年の生まれ。これまでの歴代総理の中で3人が私よりも年下だ。だから何だ、と言われても困るが、自分が「年寄り」であるということを自覚する例えだ。えっ自覚がないの。と驚かれる人がいるかもしれませんが、そうです。全くないから困っています。
事務所にいると、書棚に随分前に読んだまま「積読」だけになっている本が山ほどある。こんな時にこそ、そんな本を再読したり、いつか読もうと思って買って置いた、手つかずにいる本を読めばよいのだが、背表紙を見ただけで、頭が拒否反応を示してしまう。「橘孝三郎」「北一輝」「大川周明」「保田與重郎」などの全集だ。娑婆に居たならまず読めないだろうなぁー。つくづく4年余の留学の時間があって良かったと思っている。それもほとんど一人部屋だったから読書をするには、これ以上の環境はなかった。今は、読みやすい本ばかり選んで読んでいる。まあ勉強の為よりも、ボケ防止のためと言った方が早い。