白雲去来

蜷川正大の日々是口実

ネットで買う本は当たりはずれがある。

2021-12-21 11:23:42 | 日記

12月10日(金)曇り。

朝食は、サバの文化干し、筋子、キャベツの味噌汁。昼は抜いた。夜は、友人と自宅近くの「浜一寿司」にて一献。このお店のオヤジは中学の三級先輩で、妹さんは中学の三年間同じクラスの人。もう卒業以来会っていないので、多分、隣に座っていても分からないかもしれない。中学を卒業してから55年。皆さんどうしているのやら。

最近は、書店に行かなくてもネットで本が買えるので便利だが、中身を確かめることが出来ないので不便な時がある。単行本でも非常に字が細かいものがあり、せっかく買っても読むのに難儀するすることがあり、まいったな、と思うこともたまにある。それでも、古本などを探すのにはとても便利で、しばしば利用している。

本日、届いたのが岩波書店の『漱石俳句研究』(寺田虎彦・松根豊次郎・小宮豊隆著)。寺田寅彦は物理学者・俳人、松根豊次郎は俳名の東洋城として知られている。小宮豊隆はドイツ文学者、文芸評論家として有名であり、皆、漱石の門人である。私が買ったのは、1986年の第二刷で定価が2800円。箱入りハードカバーのほとんど汚れのない本を、定価の半額で購入した。こういう時は、何かとても特をしたような気持になる。

随分前に、古書展で松根東洋城の色紙を買ったことがあった。安かったので東洋城の直筆ではなく、多分どなたかが、東洋城の好きな句を書いたのを額装したのだと思う。句は、巌老いて瀧の鋭き紅葉かな。と言うもので、私的には気に入っていて、秋には飾っている。

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