白雲去来

蜷川正大の日々是口実

成人式に酷いことをするものだ。

2018-01-10 10:59:21 | 日記
一月八日(月)曇り。成人の日。

おーい。何か八日(ようか)、九日、十日。とくだらんギャグをかまして、もう八日。松が取れて町には、ありきたりの一月の日常が戻った。成人式か。何でも横浜の着物の業者が、成人式に着る着物のお金だけ貰っておきながら、トンズラしてしまったとのニュース。可哀そうに。ひでぇことするなぁー。成人式の着物のレンタルや写真撮りはかなり高い。一生に一度のことを、パァーにされるなんて、本当に気の毒だ。

何でも成人式に着る着物は、二年くらい前から予約をするらしい。お金も高いし、親は大変だ。(我が家のことです)下の子供が来年成人式なので、まあ、昨今の成人式の在り方は、さておいて、一生に一度のことくらい、ちゃんとしてあげなければと思っている。

朝は、家族揃って、清風楼の焼売、塩鮭、ちょこっとのイクラ、キャベツの味噌汁。昼食は、忙しくて無し。夜は、エビフライ、みんみんの餃子、さつま揚げ。お供は「茜霧島」。

野村先生、昭和四十年の冬の獄中作に、残刑はまだ十年もある「明日も雪か」がある。昭和四十年と言えば、私は中学の三年生。政治のことなど全く興味もなく、前年に行われた東京オリンピックに刺激されて、一層、陸上競技に励んでいた。野村先生の晩年に、前述の句について話されたことを覚えている。「千葉に『赤落ち(未決囚から既決囚となって刑務所に行くこと)』して、無我夢中で迎えた二年目の正月。ふと、あと十年もあるのか・・・。と思って、寒さも相まって、ブルッと来た」と。恩師の労苦を考えたら、寒い、寒い何て言っていられないなぁー。※写真は平成三年の二月、函館の朝市にて。
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