白雲去来

蜷川正大の日々是口実

時が去って行くのではなく、人が去って行く。

2020-06-12 13:24:25 | 日記
六月一日(月)雨。

雨か・・・。雨の台詞で有名なのは、「月さま雨が。春雨じゃ濡れて参ろう」の月形半平太ではないだろうか。ビキニ環礁で水爆実験が行われてからしばらくたっても、雨が降ると「放射能の雨で、ハゲになる」と子供同士で言い合って、慌てて建物の中に入ったものだ。

青江美奈のデビュー曲の「恍惚のブルース」の二番の歌詞の中に、「あたしをこんなにしたあなた。ブルーシルクの雨が降り、こころがしっとり濡れていた」と言うものがあり、「雨」の新しい語彙になるのではと感心したことがある。因みに三番には「ブルーパール」の霧が出てくる。そろそろ梅雨に入るが、雨の多い日も、「ブルーシルク」の雨が降ったり、「ブルーパールの霧」に包まれるのも風情がある。一緒に濡れて歩いてくれる芸者もいないけれど。

早朝に大熊雄二氏から電話が入る。夜中や早朝の電話には何か表情があって、胸騒ぎがする。案の定、訃報だった。大阪在住で、野村先生の盟友の岩田晃一氏が二日前に亡くなり、家族のみで葬儀を済ませたとのこと。岩田さんと言えば、参議院選挙「風の会」の大阪選対の責任者で、お世話になった。NHKの「未解決事件」の特集の時に、私が紹介させていただき、取材に応じて貰った。そのVTRを見ながら合掌。
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