白雲去来

蜷川正大の日々是口実

文人、軍人の書を頂く。

2025-02-06 16:37:20 | 日記

2月4日(火)晴れ。

午後から、お世話になっている方に迎えに来て頂き、中学、高校の同級生の経営する「古美術事務所」に行く。「蜷川さんが好きそうな書が手に入ったので贈呈したい」とのことで、うきうきして伺った。三島由紀夫の「憂国」の掛け軸の他に、元陸軍大臣の荒木貞夫の「震天動地」、やはり軍人で海軍兵学校を首席で卒業した海軍大将の加藤寛治(ひろはる)の「一刀両断」の掛け軸である。今年は、三島由紀夫先生の生誕100年、更に大東亜戦争の終戦から80年という節目の年に、こういった歴史的な人たちの遺墨を頂き、感激も一入である。

荒木貞夫の「震天動地」は、「天を震(ふる)わし地を動かす」とも読み、大きな事件が起こることのたとえとして使われる。荒木は、戦前、昭和維新を目指す、所謂二・二六事件の革新的な青年将校に非常に人気があった。そのため二・二六事件の後は予備役に編入された。その書が何時頃に書かれたものかは分からないが、恐らく二・二六事件を意識したものと推測される。9日の私の新春の集いで披露してみたいと思っている。

夜は、久しぶりに町のイタ飯屋の「オアジ」へ。このお店では、いつも「お任せ」にする。オーナーシェフの三ちゃんの作る料理は絶品である。二時間ほどで帰宅。

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