なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

RSウイルス感染症

2012年09月10日 | Weblog

 38歳男性。3週間前から咳が続いて内科医院を2回受診していたが、症状が続くため当院内科に紹介された。初めの3日間は発熱があったが、その後はない。マイコプラズマ感染を考慮したか、感冒の時は必ず処方するのか不明だが、クラリスが2回処方されていた。あとは鎮咳剤とこれもよくあるホクナリンテープも処方されていた。こども二人と妻も同じ症状で、こどもは当院の小児科でRSウイルス感染と診断されたらしい。聴診では呼吸音に異常はなかった。RSウイルスの迅速試験が陽性だった。白血球数は正常域で、CRP0.7と微妙な値だった。こどもよりうつされた親のほうが症状がひどいことになる。咳は日中と夜間で同じ程度で、夜間の喘鳴はないらしい。短期間ステロイドをつかうかどうか迷ったが、喘息発作様の症状はないので、リン酸コデインなどで対症的に経過をみろことにした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする