21歳女性。3週間前に咳が続くという訴えで内科新患外来を受診した。当初は気管支炎の処方で経過をみたが、夜間に喘息発作が毎日起きているらいいとわかり、喘息の治療を開始していた。2週間後に来たが、症状は軽減してい(1週間後に歳受診にすべきだった)。吸入ステロイドとテオドール・シングレアの内服を4週間分処方した。吸入ステロイドはシムビコートを使用した。
ピークフローを測定していくべきだが、実際はほとんどやっていない。(今はいない)呼吸器科医がいたころも、あまり使っていなかったようだ。ピークフローメーターは貸与して指導料をとるはずだが、安定すると近医に紹介する病院ではやりにくいシステムだ。糖尿病の自己血糖測定も器械とセンサーを貸与して指導料をとることになっている。当院では2か月から3カ月おきの外来受診なので、収益的には損をしている。病院ごとに使用している器械の種類が違うのも困る。患者さんが直接器械を買うことにしてもらったほうがいいと思うのだが。
それにしても、同じ時期に受診した喘息初発の30歳台女性は、その後来ていない。近くの内科クリニックに行っているのだろうか。