なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

外来診療も診断はむずかしい

2012年09月25日 | Weblog

 44歳女性。一昨日、横になって休んでいて、食事の用意をしようを起き上がってから、めまいがするようになった。明らかな回転性めまいではなかった。じっとしていて浮遊感がするという。嘔気もあり、一昨日と昨日は嘔吐した。頭痛や耳鳴・難聴はなかった。今日脳神経外科外来を受診したが、頭部CTは異常なしで、神経症状もないことと、3週間前から咳が続いているということで内科新患外来に紹介された。

 3週間前から咳が続き、しだいに痰もからむようになった。痰を出すと黄色っぽいという。発熱はなかった。咳は日中活動している時に出て、夜はそれほど出ないという。副鼻腔炎の既往はあるが、最近は安定しているという(治療はしてない)。明らかな後鼻漏(鼻からのどへ感染した鼻汁が流れる)はない。ウイルス性のいわゆるか風邪にしては期間が3週間は長い。ただ、マイコプラズマやクラミジアだと1か月くらい続いてもおかしくはない。胸部X線であきらかな肺炎の新人影はなかった。抗菌薬を処方すべきかどうか迷う。出さないで経過をみるのが正しいのだろう。患者さんは介護の仕事が忙しくて咳とめまいが続いているが仕事を続けていた。悪化してもと思って、クラビットを数日処方してしまったが、好ましくない対応かなあと思う。咳が続くという訴えも、鑑別はむずかしい。

 めまいの原因は何だろう。神経症状は平衡機能障害含めてないようだ。めまいの検査は耳鼻咽喉科で行っていて、大学からの応援で午後んから外来があるが、待っている時間はないと言われた。治療はどうかと聞かれたので、めまいの処方はほとんどl決まっていると答えたら、内科で処方してほしいという。通常の頭位変換性めまいではないようだし、気道感染が先行していることからは前庭神経炎だが、発症が急で平衡機能障害がなさすぎる。何とも言えない。

 あまり考えずに、対症療法で経過をみていいのだろうが、そこをいろいろ(無駄なことも?)考えるのが内科の診療ではある。

 

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