なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

片頭痛にはトリプタン

2012年09月17日 | Weblog

 昨日は当直だった。午前1時過ぎに24歳女性が頭痛と嘔気で受診した。数年前に神経内科を2回受診してトリプタン製剤(マクサルト)を処方されていた。ふだんは市販の鎮痛剤で治まるので、その後は病院には来てなかった。頭痛は右側頭部~頭頂部で、6時間続いているという。嘔吐もあった。鎮痛剤はまったく効かないという。拍動性かというとジワーッと痛いという。林先生の講義でも、片頭痛は拍動性とは限らない、拍動性であることが項目にない診断基準もあると言っていた。まあこの患者さんの場合は、既往歴からあっさり片頭痛とわかるが。イミグラン皮下注と点滴・プリンペラン静注でしばらく休んでもらった。7時ごろ他の患者さんを診察した時に聞くと、すっかり頭痛は治まっていた。院内にある経口トリプタン製剤はイミグランだけなので、それを数回分処方して帰宅とした。

 昨日の入院は、38歳男性の上行結腸憩室炎(昨年に続いて2回目)、71歳男性の誤嚥性肺炎(パーキンソン病で嚥下障害)、81歳女性の誤嚥性肺炎(脳梗塞後遺症、寝たきり状態)、56歳男性右尿管結石だった。

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