なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

著明な貧血ですが

2012年09月07日 | Weblog

 74歳男性。内科医院から貧血で紹介されて、当院の内科新患外来を受診した。今月の健診でHb6.3と著名な貧血だった。ご本人は良くしゃべる人で元気いっぱいだった。食欲も良好だという。毎年健診を受けているが、血球検査は昨年からになっていて、昨年はHb7.0だった。わかってみると、1年前からそれほど変化していない。つまり緊急性はないことになる。MCVが60台の小球性貧血で、血清鉄6・血清フェリチン12と鉄欠乏性貧血だった。30歳台に十二指腸潰瘍で胃切除術を受けていた。上部消化管内視鏡検査では残胃に潰瘍や腫瘍はなく、大腸癌は否定できないが、胃切除後の鉄欠乏性貧血でよさそうだった。まずは鉄剤で経過をみることにした。C型肝炎があることも判明したが、これは胃切除時の輸血のためだろう。確かにそのころはH2ブロッカーもPPIもなく、胃十二指腸潰瘍の治療は安静か手術しかなかった。

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