なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

肋骨骨折、血気胸

2015年11月13日 | Weblog

 昨日昼に高速道路でバスの事故があった。車同士の衝突ではなく、バスが中央分離帯に衝突して、その後に回転して止まったそうだ。負傷者数名を3病院に分けて救急搬送するとになったという。当院にも2名が搬入された。40歳代後半の女性は打撲のみで、NSAID内服のみで帰宅可能だった。70歳代初めの男性は多発性肋骨骨折があり、右血気胸になっていた。今のところ、胸腔ドレーン挿入はしないで経過をみるくらいではあった。

 患者さんは台湾からの旅行者で当然日本語はわからない。市内の観光施設で働いている中国語がわかる男性に急遽来てもらって、通訳をお願いすることになった。うまく通訳してくれたが、丁寧なのか日本語で言ったことより大分長く喋っているような気がした。いっしょに来ていた奥さんも当地のホテルに滞在することになった。

 外科の当番の先生に主治医をお願いした。台湾から観光できた20歳代女性が新幹線の駅で写真をとろうとして、あやまって線路に落ちて、肋骨骨折・血気胸で救急搬入されたことがある。その時もこの先生が主治医だった。救急室の看護師さんに、「(外国人の入院は)先生が係りですか」と言われていた。前回の患者さんは胸腔ドレーン挿入を要したが、今度はどうなるか。

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