なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

胃瘻造設、タイヤ交換

2017年11月16日 | Weblog

 誤嚥性肺炎で入院した筋委縮性側索硬化症(ALS)の69歳男性は、抗菌薬投与で肺炎は軽快した。

 地域の基幹病院神経内科を定年になった先生が、当院神経内科外来の新患担当をされている。連れて行って精査の予定だったが、肺炎で入院してしまったので、当院のひとり神経内科医が担当して、そのまま当院で経過をみることになった。

 嚥下障害で経口摂取できないので、今日消化器科医といっしょに内視鏡的胃瘻造設術(PEG)を行った。消化器科医は精神的な問題で1か月休んだ後に、半日勤務をしている。調子は日によって違うが、遠い過去のことを持ち出したりするので、まだまだ本調子ではない。今日は内視鏡の方をしますと言われた(穿刺する方はやりたくないということ)。無事造設はできた。

 自分も精神的には弱い小心者だが、昔から森田療法の大原健士郎先生の本や精神科春日武彦先生の本を愛読して、精神的な問題でおかしくなる症例を多数読んできたので(反面教師)、自分はひどく落ち込むこともなく来ている。

 春日先生は、ケアネットの講義で(著書でも掻いている)精神的におかしくなる原因は、「プライド・こだわり・被害者意識」の3つと言っている。神経症レベルでは確かにその3つが原因になるようだ。(ちなみに、犯罪の原因は警察では「色・金・怨恨」と言われているそうだ)

 今日は外来もなく、病棟の患者さんたちも特に問題がなかった。午前中、イエローハットにタイヤ交換を頼んできたので、帰りに寄る。今日の主な仕事は「タイヤ交換」になった。

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