金曜日に、外科医が47歳男性心肺停止の救急搬入を受けた。路上で携帯電話で話をしていて、急に倒れたそうだ。搬入時は心肺停止・瞳孔散大だった。心肺蘇生に反応して、心拍が再開した。人工呼吸を継続して撮影した頭部CTでくも膜下出血を認めた。
心拍は持続していて、地域の基幹病院の救急科に搬送した。脳外科医は3名いるが、脳外科の処置がなければ救急科で診るのだろうか。予後はもちろん厳しいだろう。脳ドックを受けていれば、予防的な処置ができるのかもしれないが、現実的には難しい(健診者全員頭部MRI・MRAになる)。
外科医はその前に紹介されてきた急性虫垂炎疑いの患者さんの検査を出していた。心肺停止の救急搬入があるのでと、後輩外科医にそちらの患者さんの診察を依頼していた。病院を出る時に救急搬送からちょうど帰ってきた外科医と会ったが、相当疲れた様子だった。お疲れさまです。