緊急事態宣言下、富岡の『世界』1月例会は、先月に続き、コロナ対策のレベルを上げて、吉井町西部コミュニティセンターの広くて風が吹き抜ける会場で行われました。
6名の参加でした。
「群馬は寒い」と思わず言ってしまいます。
暖房のスイッチは入っているのに、??、外と同じように上着を着て、頭にも帽子を被って、それだけでは震えが来る。膝掛けが必要です。
距離を取って、マスク越しの会話。発声練習のようにはっきりと。
という条件でしたが、話は盛り上がり、第一テーマの、トランプの問題で時間を取る展開でした。
「自己愛性パーソナリティ障害」なかなかの説得力ですが、その面だけの説明でなく、社会的な原因究明が必要ではという意見も。ヒトラー、トランプ、橋下、その他も諸々、「なぜ嘘に惹かれてしまうのか」は、大いに興味のある課題です。
「犬笛政治」、「カラーブラインド主義」などは、アメリカ理解のために、欠かせない知識でした。朝日新聞の天声人語にも「犬笛政治」が紹介されていたそうです。
第二テーマの、ツーリズムでは、世界遺産富岡製糸場を抱える富岡としては、自らの課題。リアルな討議が行われました。
というわけで、「群馬の冬の寒さ」と「世界を読む会の熱さ」を思い知る、会でした。
・今月のテーマは
Ⅰ 特集2 ポスト・トランプの課題
・「ドナルド・トランプの危険な嘘」 村松太郎
・「犬笛政治の果てに」 兼子 歩
・「バイデンは安全な選択ではない」 ナオミ・クライン
Ⅱ 小特集 ツーリズム激変
・「新たなツーリズムの構築へ」 富川盛武
・「観光のパラドクスと地域コミュニティ」 堀川三郎
・「観光の根源とは何か」 山本理顕
でした。
◎ 富岡の雑誌『世界』を読む会、2月例会 の予定
●日 時 2月13日(水)
●場 所 吉井町西部コミュニティセンター
吉井町長根174-6
●時 間 午前9時半
●持ち物 雑誌『世界』1月号 防寒具
○共通テーマ
Ⅰ 特集1 大絶滅の時代
・「生物多様性とは何か、なぜ重要なのか?」
五箇公一
・「生物多様性条約」 道家哲平
Ⅱ 特集2 阿波根昌鴻
・「ガラクタの山を証すること」 榎本 空
です。