『世界』を読む会

寅さんの博も読んでいる『世界』を読んで、話し合おう。

小岩の『世界』2月例会は、初のネット開催!

2021-01-23 13:20:12 | 日記
 1月21日(木)、午後7時スタートで、小岩の『世界』を読む会が、初のzoomでのオンライン開催されました。緊急事態で終電車が繰り上げになるというので、つい深夜までやってしまう「小岩」の会としては、窮余の一策でした。
 オンライン開催のために、富岡のメンバーの郡山さんが参加して下さり、小岩としてはにぎやかな6名での会になりました。
 初めての取り組みで、スタート時には音が二重に聞こえたり、なかなか6名そろわなかったり、色々ありましたが、難関をクリアし、いつの間にか論議に集中の3時間越えとなりました。
 第一テーマの「持続可能性の確保から自治の確立へ」から、スタート。その中にあった「日本の若年層に、科学軽視、市場主義の考え方が広がっている可能性がある」を問題にすると、(社会がなく)「世間」が重要、Same is beautiful.の同調圧力が強いこと。あるいは日本社会が企業が支配する企業者かであること。なおかつ失敗が許されないスベリ型(落ちたら再起不能)ということなどが指摘されました。「今だけ、ここだけ、自分だけ、お金だけ」ということには「それは、いいことかも(妙にイデオロギッシュな状態より)」という意見も。
 次にトランプのアメリカの議論が燃え上がりましたが、その中でもトランプの自伝の著者がトランプが「イデオロギーも情熱もない」と言ったことについて、「それはいいことかも」という意見も。
 トランプ関連で中国の人権問題を考えた時、中国自身の問題に外から口出しすることについて、普遍的理念ということは大切だが、「歴史を見る」という視点を失ってはいけない、香港はもともと中国でイギリスが植民地化した所だということを考えるべきと。米民主党のネオコン(新保守主義〉的な要素の持つ、民主主義(アメリカ型の)を武力をもってしても世界に押し付け拡げようとする傾向の危険性のこと。また、中国の拡張主義が領地回復運動(レコンキスタ)的な要素をもっていると見ること。など、視野を広げられる内容でした。
 などということが、オンラインで、何ページの記述についてと指摘しながら議論が出来たのです。
 そして、帰り道の心配なく、「さよなら」「おやすみなさい」と無事終了しました。
 
 4カ所の『世界』を読む会の、5つ目としてのオンライン『世界』を読む会という方向性が考えられるなあと思いました。
 そうしたら、日本国中から参加を募ることができる?
 
 今回の共通テーマは、
 ○「持続可能性の確保から自治の確立へ」    倉阪秀史
 ○「深き分断 アメリカのこれから」  久保文明×古矢旬
 ○「犬笛政治の果てに」            兼子 歩
                 でした。
 1月号のお薦めは
 ■ 片山 ・「コロナ戦記 第4回」     山岡淳一郎
 ■ 大塩 ・「メディア批評 第157回」   神保太郎
      ・「ヒジャブを纏ったアーダーン首相がめざすもの」
                         内藤暁子
 ■ 須山 ・「ドラルド・トランプの危険な嘘」 村松太郎
            でした。
 
◎ 小岩の『世界』を読む会、2月例会 の予定
 ●日 時 2月18日(木) 午後7時
 ●場 所 南小岩8丁目21の8
          小岩駅から徒歩約3分
  ※ 緊急事態宣言との関連で、ネット開催になる可能性もあります。
 ●持ち物 雑誌『世界』2月号
 ○共通テーマ
   特集1 大絶滅の時代
   ・「生物多様性とは何か、なぜ重要なのか?」 五箇公一
   ・「生物多様性条約」            道家哲平
   ・「人新世の夜明け」     アンドリュー・レブキン
   特集2 阿波根昌鴻
   ・「ガラクタの山を証すること」       榎本 空
 ● 連絡先 須山
            suyaman51@mail.goo.ne.jp
 
コメント
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