1月21日(木)、午後1時から、光が丘区民センター五階会議室で、練馬の『世界』を読む会、1月例会が行われました。
参加者は、7名。練馬としては最高人数の参加でした。
嬉しいことに、『世界』2月号の投稿欄に載った、須山の「『世界』を読む会のすすめ」を読んで連絡を下さった方が新しく参加して下さいました。
しかも、大変熱心な読者であるだけでなく、確かで深い社会認識で、議論の途中で立ち上がり、会場にあったホワイトボードを使って説明をして下さり、自由な討議と組み合わさって、まるで大学のゼミナールかという雰囲気でした。
特に第一テーマの「瀬戸際の地方自治」での、内容が充実しました。
戦後の民主主義の中心にあった「平和主義」と「地方自治」が、いかに破壊されてきたか。橋本行政改革で、自治省が総務省に改組され、地方自治体の位置が押し下げられた歴史。本来、中央政府に対する地方政府(公共空間の自己決定が出来る)たるべき地方自治体が地方公共団体(森林組合レベルのもの)に貶められていること。国・政府との関係が、対等に協力する関係であるべきなのに、上下関係、主従関係になってしまっている。かつて革新自治体の取り組みで、法律の制限を超えて「上乗せ」「横出し」などの方法で福祉の促進をした時代もあったこと。など、非常に濃かったです。
『世界』を読む会、確かに、発展、前進しているぞ!
今月のテーマは
・「瀬戸際の地方自治」 岡田知弘
・「ペンと権力」 吉岡 忍
・「バイデンは安全な選択ではない」 ナオミ・クライン
でした。
1月号のお勧めは、
● 西 ・「GIGAスクールというディストピア」
児美川孝一郎
児美川孝一郎
● 須山 ・「ドナルド・トランプの危険な嘘」
村松太郎
村松太郎
・「犬笛政治の果てに」 兼子 歩
でした。
◎ 練馬の『世界』を読む会、2月例会 の予定
●日 時 2月18日(木) 午後1時~4時
●場 所 光が丘区民センター5F会議室
(地下鉄大江戸線「光が丘駅」下車 改札を出て、案内表示に従ってエレベーターに乗って5階)
●持ち物 雑誌『世界』2月号
○共通テーマ
・「生物多様性とは何か、なぜ重要なのか?」
五箇公一
五箇公一
・「自由と平等のサピエンス史」 三宅芳夫
・「記録の交差から始まる沖縄」 新城郁夫
● 連絡先 須山
suyaman51@mail.goo.ne.jp
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/35/924fc14089d7cbe6226f6d161ea0f87a.jpg)