練馬の『世界』を読む会・8月例会の報告
19日(木)、午後1時より、光が丘図書館視聴覚室で、練馬の『世界』を読む会・8月例会が行われました。広~い部屋ですが、参加者は9名と賑やかでした。
テーマは、
・依光隆明「ジャーナリズムはどこに息づくか」
・南彰「メディアは自らを改革できるか」
・竹信三恵子「「静かな活性期」を迎える女性労働運動」
の三つでしたが、話題の中に「国葬」、「統一教会」という言葉が出てくる度に、話が「統一教会問題」へと脱線(?)していくことを繰り返し、皆さんの中に、「統一教会」問題で言いたいことが満載状態でしたが、「統一教会」は次回の9月号のテーマなので、ぐっと我慢をして頂きました。
元朝日新聞の参加者がある会なので、ジャーナリズムの問題は、深いところに突っ込んで話し合われました。
前回、事情で不参加だった西さんから、7月号のハーバーマス「戦争と憤激~正義感への警鐘」についての、特別報告を頂き、ウクライナ戦争についても議論しました。
レポートの中の目良誠二郎さんの
「人間と自然(地球環境)に対する暴力と戦い、克服することが求められているが、その戦いは一切の暴力を廃し、徹底した非暴力によるものであるべき、と考えられる。」
「渡辺一夫は「寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容になるべきか」と問い、「現実には不寛容が厳然と存在する。しかし我々は、それを激化せしめぬように努力しなければならない。争うべからざることのために争ったということを後になって悟っても、その間に倒れた犠牲は生き返ってはこない。」とそのエッセイに綴っている。」
「ある種の戦争ならば支持するという主張を含む反戦が真の反戦になりえていないことは、あきらかである。」
などの内容は、とても深く心に刺さるものでした。
一つの答えは、「最も大きな力を持つアメリカは、停戦に力を発揮すべきである」「憲法九条を持ち、ロシアと多くのパイプを持つ日本政府は傍観していてはいけない」ということかな。
同趣旨の意見を述べている『抗戦ウクライナへの称賛、そして続く人間の破壊』寄稿・豊永郁子さん(2022/8/12)は、朝日新聞デジタル版で見られるので、一読をお勧めします。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15385283.html?iref=pc_ss_date_article
■ 8月号のその他のお勧めは
○須山 ・「気候再生のために 第3回 変えれば、変わる」 江守正多
でした。
◎ 練馬の『世界』を読む会、9月例会 の予定
●日 時 9月15日(木) 午後1時~4時
※ 毎月、第三木曜日が定例です。
●場 所 光が丘図書館・会議室
●持ち物 雑誌『世界』9月号
○共通テーマ
・「統一教会・自民党関係史」 中野昌宏
・「ルポ 副反応 第2回 因果関係」 山岡淳一郎
・「クール・ジャパンと「国民の物語」」 早川タダノリ
・「経済安保の人脈と文脈 第4回 利権に蠢く」 斎藤貴男
● 連絡先 須山
suyaman50@gmail.com
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