小岩の『世界』9月例会の報告
22日(木)、午後7時より、小岩の『世界』を読む会・9月例会がzoomのオンライン開催で行われました。4名の参加でした。
今月のテーマは
・「冥福の祈りを邪魔しているのはだれだ?」 高橋純子
・「宗教カルト 破壊される家庭と漂流する2世たち」藤田庄市
・「統一教会・自民党関係史」 中野昌宏
・「歴史否定論と陰謀論」 武井彩佳
でした。
印象に残った論点を紹介します。
・国葬反対や岸田支持率の大きな落ち込みは、予想外の展開だった。
・自民党の安倍的な変質は重要で、宏池会への期待はもはや無理だ。
・統一教会の自民党・アメリカとの繋がりの他に、天皇家(昭和天皇)との繋がりも見逃せない。
・統一教会は、実証不可能なことに人々を向き合わせて、彼らはそこに答えを提示する巧妙な手口を使っている。
・その点は、歴史否定論も同じ手口だ。
・歴史修正主義の「偽の等価性」「両論併記」は彼らの目的を遂げてことになる。学問のレベル(自律性)とかけ離れた政治的言説から、守るためには、学問の自由、大学の自治という立憲主義の仕組みが重要だ。
●9月号のその他のお薦めは
大塩 ・「NATO首脳会談 届かなかった「反戦」の声」宮下洋一
・「帝国の遺産 なぜ歴史責任をいまだに問うのか」古賀由起子
片山 ・「覇権と国際秩序」 藤原帰一
でした。
◎ 小岩の『世界』を読む会、10月例会 の予定
●日 時 10月20日(木) 午後7時半~
※ 30分繰り下げました。お間違えないように。
●zoomによるオンライン開催
※ 参加希望の方は連絡ください。
●持ち物 雑誌『世界』10月号
○共通テーマ
・「宗教カルトの何が違法なのか」 郷路征記
・「戦争と奴隷制のサピエンス史」 三宅芳夫
・「重慶爆撃から考えるウクライナ戦争」
石島紀之×前田哲男×伊香俊哉
●連絡先 須山
suyaman50@gmail.com