東久留米の『世界』昼の部、10月例会の報告
19日(水)、午後4時より、スペース105で、東久留米の『世界』を読む会・昼の部が行われました。参加は4名でした。
■ 第一テーマ 岸本聡子×内田聖子「民主主義と自治の再生へ」
・これまでの革新市政(区政)とは、また違った、世界の新しい動きに通じるような、全国に大きな影響を与える選挙結果、杉並区政の転換ではないだろうか。
・選挙に際して、3000人への無作為アンケートをして、住民の要求を摑んでいたそうだ。対話を前面に出したこれまでにない区長(市長)の在り方を示している。
・投票率が5%延びて、僅差で当選したということは、投票しない層を動かすことが、この結果を生んだのだ。
・気候市民会議の取り組みは、気候危機の中で重要で、それが広がることが望まれる。
・1年後、どんな結果をもたらすだろうか、どんな問題を抱えるだろうか、『世界』がそういう企画を是非して欲しい。
・岸本氏は、経歴も政策も、その行動もユニークで興味深い。
(※ 岸本聡子・公式ウェブサイト
を覗いてみましたが、参考になること満載です。)
■ 第二テーマ 山本龍彦×小嶋麻友美「兵器化する「表現の自由」とアテンション・エコノミー」
・アテンション・エコノミーの支配によって、権力からの「表現の自由」を守るという状況から、「兵器化」した、暴力的な表現から、受け取り手を守ることが課題になる状況へと変化している。
・ヨーロッパで進んでいる、法規制を日本でもつくっていく課題が喫緊だ。
・スマホを使っていると、提供される情報がこちらを見透かされているようで恐ろしく感じる。
● 10月号のその他のお勧めは
・富塚 「複合危機が襲う中東・アフリカ」 井堂有子
「戦争の起源、NATOの役割、ウクライナの将来シナリオ」
マルチェロ・ムスト
「宗教が政治を支えるとき(下)」 島薗 進×寺島実郎
でした。
◎ 東久留米の『世界』を読む会(昼の部)11月例会のお知らせ
●日 時 11月16日(水) 午後4時
●場 所 生涯学習センター学習会議室3
●持ち物 雑誌『世界』11月号
○共通テーマ
・「デジタル・デモクラシー 第10回」 内田聖子
・「戦後民主主義という経験」 山本昭宏
※ 第3水曜が定例です。ご承知ください。
● 連絡先 須山
suyaman50@gmail.com

