zoom『世界』5月例会の報告
5月28日(金)、第3回目となった、zoom『世界を読む会』5月例会が行われました。参加は7名。
zoomでの会は、ダラダラと長くやると身体が壊れそうなので、それなりにコンパクトに2時間ほどでやるのがいいと思います。
2本のテーマで、それぞれ報告者が、論点を整理して報告して下さるのでスムーズな進行で進みました。参加者も、発言を絞り込んで用意していると良さそうだと思いましたが、この日は皆さん、相互の配慮の行き届いた参加姿勢で、きっちり2時間半でゴールとなりました。
第一テーマの「ワクチン」問題では、印象に残ったのは、日本が極端に遅れてしまっていることは、「政治の問題だ」ということ、中身としては「アカデミズムと国、企業との関係」、「目先の利益にとらわれて基礎科学をないがしろに」、実際には「工場がない」ことがもたらしている結果だ。
「イージスに9000億も掛けているうちの半分でもワクチンなどに回せばすむのに、憲法に則った政治が行なわれていないこと」だ。というのがストンときました。
「グローバル・コモンズ」が課題になっているこの問題、「特許」については世界が議論することになっているように、私たちの検討課題だなと感じました。
第二テーマの「強化兵士」。人体の不可侵性の問題。「あるがまま」を否定する優生思想の問題。そして何より、「戦争」「軍備」の反人間性。眠らずに闘い、葛藤なく殺人し、脳に埋め込まれたチップで行動する「強化兵士」が具体的な倫理問題になって、それなりの規制をしようとしている、という恐ろしい現実。米中はその先端。アメリカの国家を挙げての研究体制の中に深く根付いている「軍事」(研究)。そこが大元ということでしょうか。日本軍の内務班や突殺訓練は、メスを入れた人体改造ではないけれど、市民を戦士にするためのシステムを持ったもので、「強化兵士」はその先に待っているということでしょうか。
これは規制ではなく、核兵器、生物兵器と同様に「禁止」でしょう、という声が。
余談ですが、この会議で語られたことによると筆者の「橳島(ぬでしま)」(「橳」は植物の「ヌルデ」?)という難しい文字は群馬県に地名として名字としてあるということでした。zoom『世界』の参加者は群馬県勢が有力なのです。
○ 今月のテーマ
・「コロナ戦記 第8回 「死の谷」に落ちた国内ワクチン」
山岡淳一郎
・「兵士の強化改造 どこまで許される?」 橳島次郎
でした。
◎ ZOOMの『世界』を読む会、6月例会 の予定
●日 時 6月25日(金) 午後7時~9時半
※ 月末の金曜を定例とします。
○共通テーマ
未定
決定次第、お知らせします。
○参加ご希望の方は連絡下さい。案内を差し上げます。
● 連絡先 須山
suyaman51@mail.goo.ne.jp
