小岩の『世界』5月例会の報告
20日(木)、午後7時スタートで、小岩の『世界』5月例会は、今月もzoom開催でした。参加は5名。小岩の会は、zoomに慣れて、とてもスムーズに活用できるようになっていて、これでいいか、という感じです。
11時半まで、たっぷり話し合いましたが、印象に残ったのは、「ナショナリズム」と「冷戦思考」です。尖閣の問題でも、パンデミックの問題でも、香港問題でも、克服すべき問題としての「ナショナリズム」ということが頭に残りました。オリンピック問題に直面していますが、スポーツとナショナリズムという点でも、当方は大いに問題を抱えていると思いました。
話し合いの中で、ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』が提示されて、ナショナリズムと国家の検討が。こういう時に、zoomで自宅での参加なので、自分の書棚から本を取り出してということが出来た訳です。
水野論文では、内部留保を巡って、私には付いていけない話が深く掘り下げられましたが、皆さん水野さんの提案ではと疑問だなという感じでした。
次回は小岩会場での予定ですが、宣言との関係でzoomになるかも知れません。
今回の共通テーマは、
○「中国と正対する筋道を求めて」 寺島実郎
○「危機の中のパンデミック」 水野和夫
○「香港危機とは何か」 倉田 徹
でした。
5月号のお薦めは
■ 大塩 ・「那覇孔子廟政教分離訴訟」 塚田穂高
■ 大塩、櫻井
・「ラムザイヤー論文はなぜ「事件」となったのか」
茶谷さやか
・「ラムザイヤー論文の何が問題か」 吉見義明
■ 片山 ・「読書会という幸福 第17回」 向井和美
■ 須山 ・「内なる優生思想と命のビジネス化の諸相」
藤井克徳
でした。
◎ 小岩の『世界』を読む会、6月例会 の予定
●日 時 6月17日(木) 午後7時
●場 所 南小岩8丁目21の8
小岩駅から徒歩約3分
zoom開催に変更する可能性あり。
●持ち物 雑誌『世界』6月号
○共通テーマ
・「大阪の興行的都市政策」 森 裕之
・「どうして海外は再エネが普及しているのか」
山家公雄
・「中村哲医師と「緑の大地計画」」 梶原健嗣
● 連絡先 須山
suyaman51@mail.goo.ne.jp
