東久留米の『世界』昼の部、年2月例会の報告
2月16日(水)、4時から生涯学習センター集会学習室で、東久留米の『世界』を読む会・昼の部の2月例会が行われました。参加は5名でした。
○第一テーマ・金平茂紀「認諾官僚たちに告ぐ。「ふざけるな」」
・マスコミは、この認諾の経緯を問題だとしてもっと追及すべきだ。
・国家の犯罪、国の構造的な問題だと感じる。再びこんなことを起こさない対策が必要だ。
・この問題に対する法曹界からの鋭い反応がないように感じる。日本の法曹界は遅れているのでは。
・倫理に関する問題で、読むと怒りで血圧が上がる。認諾の費用は国民の税金が充てられているのだ。裁判所には「逃げ」という倫理観の欠如を感じる。
○第二テーマ・飯田哲也「テスラ・ショック」
・〔p.113〕の〔図6〕にあるように、テスラはこれまでの自動車各社の合計より大きな存在なのだ。
・気候変動など、世界の大きな動きとして日本も対応が迫られるが、トヨタペースで先送りの観がある。
・リニア新幹線の問題を見ても、電力をどんどん使うことは原発とつながるし、電気にすればよいということではない。
○第三テーマ・鶴原吉郎「電動化が引き起こす自動車産業の「解体」と「再構築」」
・クルマ社会が「外部から隔絶されたプライベートな空間の確保」による個人主義的な傾向や、クルマを所有するという欲望の満足など、私たちのメンタリティに深く食い込んでいることを感じた。
・人間と自然との調和、自然との関係で、人工の都市集中しすぎていることなど、考え直す時期だ。
○第四テーマ・渋谷秀樹「最高裁判所を「憲法の番人」として機能させるために」
・国の最高法規であり、国民生活の最高の拠り所である憲法について、学び、考えることが軽んじられていることは問題だ。
・最高裁の裁判官が内閣の任命によるのだが、この人事に大きな問題がある。
などと話し合われました。
■ 2月号のその他のお薦めは
●富塚 「ドストエフスキー生誕二〇〇年のロシア」 佐藤親賢
「心の花は残りけるぞや」 馬場あき子、藤沢 周
●須山 「政権の賃上げ政策への違和感」 片山善博
「路上を子どもたち返す」 今井博之
でした。
◎ 東久留米の『世界』を読む会(昼の部)3月例会のお知らせ
●日 時 3月16日(水) 午後4時
●場 所 生涯学習センター集会学習室5
●持ち物 雑誌『世界』3月号
○共通テーマ
・「官僚たちの経済安保」 富田 光
・「なぜ資源/食料の自給を語らないのか」 柴田明夫
・「維新を勝たせる心理と論理」 松本 創
※ 第3水曜が定例です。ご承知ください。
● 連絡先 須山
suyaman50@gmail.com
