医療現場で頻繁に行われます。
人の手の感覚便りで行われています。
血管は、使用頻度が高くなるほど、弾力を失い硬く細くなり、穿刺が困難になります。
最低限必要だということだからでしょうか、技術料が極めて低いのです。
健康で、生気にあふれた若者の血管であれば、容易です。
しかし、抗がん剤治療を繰り返した患者の血管、
栄養摂取、吸収が困難となっている患者の皮膚血管は弾力を失いもろいのです。
中心静脈穿刺の技術も確立されているとはいえ、見えない場所に手探りで、手の感覚だけが頼りである手技です。
無事に血管確保できるまでのストレスは非常に大きいものです。
ましてや、失敗すればストレスは倍増です。
この大変さを、穿刺資格を持って実行している人以外の方は理解してくれているのでしょうか?
病歴が長くなるほど大変で、この大変さに応えてくれる、医療コストを確保してほしいなと思うのです。