あえて”人財部”と表記している事についての質問を聴く機会があった。
”貝”に才
”木”に才
いずれも”ざい”と呼んでいる。
”才”は、標木で、神聖な場所として「ある」ことをいう字。
”貝”は、貨幣としても使われた貴重品。
”木”は、人類が生き延びてきた世界では豊富であったろう。
”財”は、たからで、つぎつぎと生み出さなければいけない宿命も併せ持つような語感。
”材”は、もとの特質を変えることなく使うもの。
企業として採用する場合、とりあえずは”人材部”。
入社早々から、独創性を必要とする企業なら”人財部”でもようかもしれないが、
漢字力が落ちている今の日本では、”常用”は常用ならず。
言葉の混沌をもたらすこだわりのようにも思える。
一過性の忘れ去られる言葉で終わるのかと驚きの遭遇は、
巷にあふれている、パチンコの宣伝を初めとした大言壮語の言葉の氾濫。
たいした違いもないようなこだわりの”人財部”と”人材部”という気もする。
私が取った行動は、白川 静氏の本「常用字解」を調べるでした。
辞書、字統 字訓 字通は、父の蔵書で手元にない。
辞書は手元にあってこそで、主はこの世にいないので私の所有とするべく行動を取ろう。
代理がいないので、行動の自由がとれないのでいつのことになるか!