豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

北海道新聞「朝の食卓」…北斗市

2010-04-22 17:41:39 | ファース本部
北海道新聞は、580万道民の多くがこの道新を読んでいるようです。
この道新が創刊時から大切にしているコーナーに「朝の食卓」と言う欄が一番目につく場所にあります。今年1月から約40日に一回のペースで「朝の食卓」600文字の原稿を担当しています。

初回は「ニッカポッカ」と言うテーマで茶髪の青年がはいていた作業ズボンの話と、その青年が見た目よりはるかに機敏な仕事の風景を書いています。2回目は「キャリアーウーマン」で、仕事に厳しい女性行政担当官がうっかり見せた母親の優しさを書きました。3回目は空港で見た母子の様子とその後の展開ですが、道新の編集責任者から承諾を戴き、その原稿をそのまま載せます。

【海外留学の青年】  
空港搭乗者ロビーのガラス越しに泣きそうな顔で手を振る母親と思われる人に、背を向けて飛行機に乗り込んだ青年がいました。
彼は私と同じ飛行機の窓側、私は通路側の座席につきました。飛行機滑走を始めた途端、それまで外をじっと見ていた彼の目から大粒の涙があふれ出て、しゃくり上げるような嗚咽が聞こえました。そっと渡した私のハンカチが、くしゃくしゃになってしまうくらいでした。到着した空港で互いの乗り継ぎ便の待ち時間に彼と話をすると、母親の強い勧めでイギリスに留学することになったそうです。
 それが縁で彼は、留学先から私が毎日配信しているブログ「福地脩悦・社長日誌」を欠かさず見てくれてメールの便りもくれるようになりました。
 母1人子1人なのに留学を勧めた母親を憎たらしく感じ、その心をわかろうともせず、空港での態度を悔やんでいたようです。彼は、2年間の留学を終え、就職のためこの3月に帰国したようです。
 彼のイギリスからの最後のメールには、成田空港に迎えに来ると言う母親を、自分の両腕でしっかりと抱き、声を出して感謝の言葉を述べますと書いてありました。
 2年ぶりに再会した母子の歓喜の光景が見に浮かびます。
彼は、強くて賢明な母親の思い通り、着実に成長したようです。(福地建装社長・北斗)

写真は大勢の人々の営みを抱えて飛ぶ飛行機から撮った東北上空です。

この「朝の食卓」記事は、掲載後、ファース本部オフシャルサイトのトピックス欄【福地社長の新聞投稿やブログ更新情報】にアップして参ります。

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