豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

賢明な建主さんの家づくり…北斗市

2010-04-05 18:41:12 | ファース本部
私は、住宅雑誌「リプラン」の社主が主宰するNPO法人「住宅110番」の相談回答を開設当初から務めています。メールでの住宅相談は、回答するために多くの資料や事例などを精査しなければなりません。この際に得る情報こそが大きな財産となります。

苦悩する質問者を向こう側において不謹慎だと言われそうですが、質問を受けなければ得られない知識や情報を私達の回答者は享受する事が出来ます。
特に私達のような住宅システムの開発企業においては、一般ユーザーさんの家づくりの過程や、住んでからの状況がとても大きな情報となります。

建主さんの誰もが、「住居してから」悔いのない良い家であると思っているのでしょう。
この「居住してから」と言う事柄を、家を計画する段階で強く意識する事が重要です。
家を計画する際には、大きな窓、天井の高い吹き抜け、真っ白な外壁、背の高い玄関ドアなど、住宅雑誌のグラビアに出て来る豪華な写真に気持ちが踊ります。

この見た目の良さが住んでからの住み心地を悪くする要素になる事があります。
家の事で悩み、住宅相談を行うユーザーさんの多くが、家の中身を重視しなかった事と、施工者との共同歩調、連携が伴っていなかった事に尽きるように思われます。

家の住み心地は、壁の中、床下、天井裏、使用する素材、空気の流れ、熱の断熱、遮熱など、殆どが内観や外観で見えない部分に秘められています。この家の温熱環境性能は、住んだ翌日から一生涯にわたり、住み心地と冷暖房費が一緒になって付き纏うのです。

賢明な建主さんは、見た目より住んだ後の住み心地を重視します。空気の清涼さと質、温かさと涼しさの質、そして経済性、高耐久、メンテナンスコストなどを吟味します。写真はファースの家の空気清浄する床下部分ですが、この殆どが見えない部分に隠されているのですが重要な部分です。
家づくりの賢明さはこのように見えない部分に…

北斗市も昼間は暖房機が要らないくらい春めいて参りました。
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