豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

小さいことは良いことかも…東京都内~京都市~大阪市

2014-10-08 22:27:37 | ファース本部
地域の零細な工務店経営者の多くは私も含め、自分の家や敷地を担保に入れて事業を行っているのが現実です。
工務店経営では、金儲けに徹する経営法も存在します。
金儲け主義で業績を伸ばした経営者の多くは常に孤独感と恐怖感に包まれているものです。また、自分の経営キャパシティーを超えた経営者は、これまた常に不安と恐怖感、孤独感との戦いとなっています。

企業経営も個人財務も順風満帆な時にこそ、微かな不安が心中をよぎるのが普通です。
貧乏の真最中は、不安感を覚えるより、飯のタネのつくるのに躍起なのですから…
飯のタネを確実に確保し、事業が安定すると、必然的にそれを安泰維持しようとします。組織的な規模で保持する意識が働きますと、とたんに不安感が押し寄せてくるものかも。

代議士は「選挙で負ければただの人」との格言があります。
代議士など議員さんは、常に選挙敗北の不安と恐怖に苛まれていると言います。
その中で選挙には不安を感じない議員も実際に存在しますがそれは、選挙民の信頼を得るための日頃の行いを為しているからなのでしょう。

裏切らない、大法螺を吹かない、心から話を聴いて上げられる、偉ぶらない、いつも笑顔で明るい、腰が低い、清潔感がある、時間や約束を守るなど、極めて当たり前の事をしていれば。その上で仕事を着実に進められれば自然に畏敬の念を抱かれるようになります。

これは決して議員さんだけでなく、私達の社会生活でも同じことのようです。
当たり前の事を粛々と行い、自分の為すべき事を実行し、心穏やかな人付き合いが出来れば、多くの方々から慕われ、心豊かで幸福な人生を歩む事が出来る事でしょう。

マスコミは事業拡大の成功を遂げた経営者をヒーローとして報道します。
その事業拡大で打撃を受けた経営者は、産業の隙間を見つけて大切な仕事を行う零細経営者も存在するのです。事業拡大を為したから成功者と言えるでしょうか。
小さくとも、心豊かな仲間が集り、笑顔を絶やさない経営者こそ、真の成功者では。
今日は前にファース工務店経営の専務さんしていた女性の経営者さんと意見交換が出来ました。心優しい経営者像を垣間見る思いでした。

さて、写真は45年前に当方が作った東京駅八重洲前のネオンタワー、そして京都駅の吹き抜けロビーです。

足場を組んで行った時代の仕事のネオンタワー、近代建築技術を駆使した京都駅舎、時代の流れと人の関わりの在り方を思考してしまいます。
この仕事のいずれにも大企業と当時の我々のような下請孫請けの実態は今も続いています。

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