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豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家づくりは人づくり…北斗市

2014-10-30 16:53:51 | ファース本部
今では映画やテレビドラマなどでしか見ることが出来なくなりましたが昔の日本の家屋は、囲炉裏(いろり)を中心に家族との融和をはかっておりました。(写真は囲炉裏です)
昔の家には、家の中央に長方形の焚き火を行う、囲炉裏が施されておりました。
長方形の短辺の一箇所が「横座」と言ってその家の家長(主人)が座ります。

家屋の主人は、もっぱら火種が途切れないように薪を焚く役割を果たします。
お母さんなど、主に女の人は、囲炉裏の真上の天井から吊り下げられた棒の先にU型の金物を取り付け、そこに鍋をぶら下げて、お湯を沸かし、ご飯を炊くなど炊事を行いました。

子供達は、この囲炉裏(いろり)の周りに卓袱台(ちゃぶだい)を持ち込み、囲炉裏でくべられる薪の赤い炎に顔を赤く染めながら食事をし、勉強なども。
家族の団欒は、この囲炉裏を囲んで必然的にはかられてゆきます。
子供達は、この囲炉裏の周りで喧嘩をし、そして仲直りの仕方を覚え、お爺さん、お婆さんの昔話を聞き、父親や母親から自然のうちに躾を教わり、家族が一緒になって喜んだり、悲しんだり、人として必要な社会性や人間性を育んでいたのだと考えられます。

家庭は社会の縮図と言われます。自然の営みの中で人づくりまで行なっていたようです。
昔の家には、玄関も玄関ホールも廊下も子供部屋もありませんでした。
日本家屋の解放の文化は、人の気持ちや心までをも開示する崇高な思想があったのかも。

時代が大きく変貌しました。
今、そのままに再現する事は出来ないでしょう。
しかし、現在の家づくりにも、この先人達が残した思想だけは生かさなければなりません。
家づくりには、建主さまが計画した段階から様々な人々が関わります。
家づくりを通じ多くの人づくりが行われ、出来た家での人づくりに繋がっているようです。

さて、休養していると現場にいる際と異なる思考が出来ることを知りました。
自分のような仕事しか知らない人間は、きっと人間性の欠如した無機質な存在なのかもね。

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