豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

心に残る会議や講演…熊本市~都城市~宮崎市

2009-01-30 22:32:58 | ファース本部
昔の家には囲炉裏端と言う、薪をくべて暖房を行い、炊事をする場所がありました。
家全体を暖めるのでなく、薪が燃える炎や熱で暖められた燃え滓、灰、炭などから発する輻射熱(熱線)を身体にうけるため、家屋の中でもっとも居心地がよく、また神聖な場所であったとも言われています。

この囲炉裏端は長方形になっていますが、その短辺の一箇所が横座と言ってその家の家長(主人)が座る場所とされました。家族の中で上座と言う事になります。企業の会議でも役職の上の人間が上座に座る習慣があります。

会議の主導権者がわかる反面、部下から本音の意見が出し難いと言う事もありそうです。
国際会議などでは序列を意識させない、円形テーブルを使用させる事が多いようです。
企業の会議でも参加者が対等の立場で発言出来易く、特定の人がリーダーシップを取ったり、特定の人の発言だけが強くなったりしないため、和やかな雰囲気のなかで活発な意見が交わされ易くなったと言う事例もあります。一方、結論がまとまり難いと言うマイナス面もあります。雰囲気が良くても会議の目的をしっかりと意識する必要があります。

食事をしながらの会議・商談もかなり効果的で、食事をしている間に相手から聞いた事は好意度が高いのだそうです。円卓の中華料理の会議・商談も良いのかも知れません。

今日は宮崎県都城市のファース工務店、清栄建設さん主催の「住まい講座」がありました。
写真は私が講演している様子です。約100名の参加者に対し、まさに上座から一方的に講義を行います。今日は家づくりに関わる一般ユーザー、協力業者、ファース工務店、一般工務店さんなどと、ジャンルが不特定なので誰にも通用する語り口が必要でした。

2時間の講演でしたが、家と言う、とても難しいテーマで、聴衆の関心を引き付けるには、冒頭の囲炉裏端の興味深い話や人間関係の上下など、人の話が欠かせない話題となります。
人の心(ソフト)の話に、断熱とか気密(ハード)の話を織り込むのですが…

それにしてもファースに取り組んで3年目、清栄建設の清水賢一郎社長は完全にファース工務店経営のツボを掴んだようでした。今日は、ハウスメーカーの家か、ファースの家にするかと迷っていたお客さんを、しっかりとモチベートが出来たような気がいたしました。

参加者とセミナー主催関係者の皆様に感謝…明日は東京乗換えで北斗市に帰社します。
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