繰り返す断熱ガラス試験で…北斗市・ファース本部

繰り返す断熱ガラス実験で…北斗市・ファース本部
ひとつの部材を創めてつくる喜びは、失敗の延長の先にあるため格段に違います。
写真は、トリプルガラスですが、市販されているガラスと異なります。
このトリプルガラスを更に複層にするための秘策を講じているからです。

トリプルガラスはとにかく重いのです。
この重いトリプルガラスを工場で製作した場合は、搬送や取り付けに莫大なコストがかかります。
ましてガラスは、少しの衝撃で割れてしまうのです。

当方は思考するだけですが、製作して頂いた那須塩原市の星野アルミ建材さんには、考えられないほどのご尽力をいただきました。
このトリプルガラスを特殊な方法で複層にして、何とグラスウール250㎜の断熱力があるガラスの壁をつくることに成功しました。

600㎜×600㎜の試験体を何十枚も作り、栃木県那須塩原市から北斗市のファース本部の実験ブースに運び込み、繰り返して実験を行い、更に4シーズンもの経年変化を見極めました。
昨年には、新宅ファースの家に取り付けて真冬と真夏、そして大嵐や猛吹雪も経てきました。

多層ガラスの泣き所は、漏気による内部結露や多層ガラスの防水シールからの漏水です。
大雨や吹雪、台風の嵐のたびにチェックし、胸を撫ぜおろしてきたのです。
ないモノを創り出す苦労も、装着して喜ぶお施主様の笑顔で一気に解決します。

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