豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

逃げない経営者こそ明日を切り拓く…北斗市

2009-04-18 17:51:17 | ファース本部
経済情報に記載している記事に、年間15,000社の中小企業が破綻していると言うのがありました。破綻する企業の殆どが、放漫経営がその理由だと言う事です。
クレージーキャッツの植木 等さんが歌った無責任シリーズで「そ~のうち何とかなるだろう」と言うのがありました。世の中は甘くなく、結局、何ともならずに破綻なのです。

「なんとかなるだろう」と言う曖昧な言葉を一番多く使うのが経営者だそうです。
時代が変わり、仕事が減って来ても「そのうち何とかなるだろう」…
資金繰りが逼迫しても「そのうち何とかなるだろう」…

この「そのうち何とかなるだろう」は最大の逃げ言葉で、嫌な事や辛い事から逃げ回り、酒を飲んで愚痴や言い訳を吹き散らし、翌朝目覚めても何も変わっていないのです。宮崎県の知事が発した「どげんかせんといかん」と言う言葉が流行語になりました。手形を切る額を減らし、借入金を少なくし、人員の効率化を図り、コスト管理を徹底するなどの行動を起こすのです。 つまり「何とかならないから」「何とかする」のです。

工務店経営も含め、企業経営は日々怒涛のような激しい外部環境に曝されており、毎日の改革が不可欠なのです。特に現在は、何もしない経営者は確実に破綻の道を進んでいると言えるでしょう。人繰り、資金繰り、仕事繰りに頭を使う社長には破綻の道はありません。

一昨日まで北海道北斗市のファース本部の本社で、ファース検査員講習を行っていました。写真は、北海道の建築物を勉強したいと居残った、長崎県の新規工務店、平石工務店の代表、平石孝幸さんです。九州からは三社の工務店さんが参加されたようです。

厳しい経済環境の中だからこそ、チャンスも多いのです。
講習参加者の方々には、「何ともならないから何とかするのだ」と言う強い意欲を感じます。平石さんはカトリック信者なので北斗市にある、トラピスト男子修道院にご案内を致しました。100年前に建築された修道院の建築物です。

その院内で神に仕えて自給自足で暮らす修道士さんの営みと、自然に溶け込む建築物の歴史に、荘厳さと厳粛さ感じます。平石さんも、困難から逃げない経営を誓ったと言います。

今日の北斗市は外気温の最低気温が0℃、最高8℃でした。ちなみに平石さんの左右の立ち木は櫻の木ですが、蕾もまだまだです。私は昨日、大阪から戻ったのですが、「実のある行動を誓って」先ほどの飛行機で長崎へ戻る平石さんがいました。
ファース本部オフシャルサイト毎日更新
過去のブログの全てを収録・総集編
函館市・北斗市周辺での家づくりは
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 戦略なき経営の危うさ…大阪~... | トップ | 薪ストーブと環境問題…北斗市 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ファース本部」カテゴリの最新記事