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ファース工法専用トリプルガラス…北斗市・本社
一般的なグラスウール断熱材の熱貫流率は、100㎜で0.04w/k㎡くらいです。
私達のファース工法の断熱材エアクララの熱貫流率は、100㎜だと0.02w/k㎡となります。
ちょうど2倍の断熱力があります。
つまり壁面、床面、天井面(屋根面)からの逃げる熱量は、このエアクララで最小限にする事が可能となります。次は窓から逃げる熱の課題があります。
窓は、ガラス面の面積が極めて多いため、ガラスの断熱性能を高くする必要があります。
現在は、窓枠のサッシメーカーがガラス断熱性能を含めた仕様で供給しています。
ガラス3㎜厚の熱貫流率は、5.0w/k㎡、グラスウール0.04w/k㎡の125倍以上です。
そのため複層ガラス(ペアガラス)を多く採用するようになりました。
ペアガラスの熱貫流率は、2.0w/k㎡くらいまで下げられます。
それも100㎜グラスウールの50倍も熱を逃がします。
そのため、複層ガラスの外部側のガラスの内側にLow-E金属膜(主に銀粒子)をコーティングしたガラスを用います。
Low-Eとは、放射を抑制して日光や暖房熱を吸収や反射させる機能を云います。
2.0w/k㎡のペアガラスがLow-E機能で1.3w/k㎡くらいまで向上させられるのです。
これを欲張って外側ガラスだけなく、内側ガラスもLow-Eをコーティングしてみました。
結果は全く逆効果で、複層ガラス内の空間で熱道の乱反射で断熱性能が悪くなりました。
そのため、乱反射を防ぐため中にもう一枚のガラスを加えたトリプルガラスにしたのです。
その結果、熱貫流率を0.88w/k㎡まで下げる事に成功しました。
それを画像のファース工法の専用ガラスに致しました。
ここまで辿り着くには、実験ハウスで3年間、3シーズンの実験を繰り返しました。
それは経年劣化率(年数で性能が劣る率)を調査するからです。
断熱材も断熱ガラスも、皆さんに安心して使用して頂くには、一朝一夕ではゆかないのです。
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