今日は、我家のファース工法の家を会社から個人へ「引き渡し式」を行いました。
平成元年にファース工法を創設してから全国各地には、約6000棟のファースの家が建築されています。
そのファース工法創設者の当方は、寒い!暑い!家に住んできました。
お施主様が安価で住み心地の良い家づくりの研究開発にばかり費用を掛けて来ました。
その私もそろそろファース工法にしたいと思考し、ようやく今日の引き渡しとなりました。
温熱環境以外の総てを妻に任せ、ファース創設者は徹底して断熱気密と調湿に拘りました。
断熱性能の示し方は本来、家全体から逃げる総熱量を延べ床面積で割った熱損失係数(Q値)で示しておりました。
Q値が分かれば断熱費用も計算できます。
それが何故か10年ほど前からUH値で示しなさいと云う事になりました。
UH値とは、外皮から逃げる総熱量を外皮面積で割った数値です。
UH値が解っても隙間や床面、壁面、隙間や換気などから逃げる熱量は解りません。
これは、大きな市場を占有する大手住宅販売会社の圧力に応じたように伺えます。
来年4月からは、断熱性能の義務化が予定されておりました。
ところがその性能義務化も急遽取り止めとなり、「性能説明の義務化」という何とも緩い指導要綱となりました。
これも同じような圧力があったのだと推察されます。
地球温暖化を抑制させるには、家庭から排出させる暖房や冷房によるCO2を削減する必要があります。
大義があるにも関わらず業界圧力に屈するのは、何とも情けないと思います。
UH値は、Q値をはじき出す途中の数値でしかありません。
家づくりを行うお施主さまは、施工者に対し、UA値に加えてQ値まで求めるべきです。
ファース・グループの工務店は、UA値、Q値の双方を提出する体制を整えております。
写真は明日から見学会を行う、我家の「#ファース工法」の家の吹き抜け部です。
「#ファース工法」「#空気サラサラ」「#ファースの家」「#福地建装」
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